デ・リフトはバイエルンでも主役になりきれない? 「トゥヘルの下では絶対的な存在ではなくなっている」
今季は怪我の影響も出ている
現在のバイエルンはセンターバックのポジション争いが熾烈だ。今季よりナポリから韓国代表DFキム・ミンジェが加入しており、ナポリでスクデットに貢献してきたキム・ミンジェの実力は高い。 その影響を受けている選手の1人がDFマタイス・デ・リフトだ。2022年に6700万ユーロの移籍金でバイエルンに加わったデ・リフトだが、指揮官トーマス・トゥヘルの下では絶対的な存在になりきれていない。 今季は怪我の問題も続いており、センターバックの序列はキム・ミンジェとダヨ・ウパメカノの方が上と見ていい。アヤックスからユヴェントス、ユヴェントスからバイエルンとデ・リフトのキャリアは豪華だが、ユヴェントスとバイエルンではやや評価が伸び悩んでいるところがある。 オランダ『Soccernews』は、トゥヘルの下でデ・リフトの立場が怪しいものになっていると伝えており、現状を不安視している。 「デ・リフトは昨季こそ重要な役割を果たしていたが、トゥヘルの下では絶対的な存在ではなくなっている。トゥヘルはデ・リフトに感銘を受けていないと伝えられていて、特にビルドアップの部分においては十分なレベルにないようだ」 デ・リフトは若い頃よりアヤックスのディフェンスリーダーとなり、オランダサッカー界を背負って立つセンターバックになると期待されてきた。しかし、現在はオランダ代表でも絶対的な存在になれていない。まだ24歳と若いため焦る必要はないが、その成長スピードには疑問もあるか。
構成/ザ・ワールド編集部