大谷翔平、「ボブルヘッドデー」に代打送られる 9回で途中交代 観客ため息
◆米大リーグ ドジャース―レッズ(16日・米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム) 【写真】2種類のボブルヘッド人形 ドジャース・大谷翔平投手(29)が16日(日本時間17日)、本拠地・レッズ戦に「2番・DH」で先発出場。7点を追う9回無死一塁で代打を送られ、第4打席に立つことはなかった。 初回1死の第1打席は先発左腕・スーターから四球だった。自身6試合連続出塁とした。その後、一塁けん制球が一塁走者・大谷の左太もも付近を直撃。苦しい表情を浮かべたが、直後に今季11個目の盗塁を決めた。二塁ベース上では初回に両リーグトップを独走する27個目の盗塁を決めた遊撃・デラクルーズ(レッズ)と何か言葉が交わしているようにも見えた。3回2死の第2打席は捕邪飛、6回1死の第3打席は空振り三振。元日本ハム、ソフトバンクのN・マルティネス投手(33)に抑えられていた。 この日は「大谷翔平ボブルヘッドデー」。開門2時間以上前から長蛇の列が形成された。先着4万人に配布され、ランダムに1700個が“敵地仕様”のグレーユニホームのスーパーレアとなっている。多くの日本人ファンも球場に足を運んでいた。試合開始の1時間以上前にはボブルヘッドは完売した模様で、チケットも今季5度目の完売。観衆5万3527人は19年9月以降ではドジャースタジアム最多で、今季メジャー全体でも最多だった。大敗ムードで9回は空席も目立ったが、大谷の打席が見られず球場はため息に包まれた。
報知新聞社