【広島】新井監督「ついていく先輩を間違えるなよ」支配下昇格の佐藤啓介に伝えた“先輩”とは
◆日本生命セ・パ交流戦 広島―ロッテ(9日・マツダスタジアム) 7日に支配下選手に昇格した広島の佐藤啓介内野手が、出場選手登録された。新井貴浩監督は「打席の中で攻撃的にスイングしていけるのが彼の持ち味だと思う。ファームでやってきたことをそのまま出してくれれば。思い切ってやってくれればいい」と期待の言葉を向けた。 静岡大から育成ドラフト2位で入団した1年目の23歳。ウエスタンでは5月5日まで打率4割をキープするなど安打を量産し、47試合で打率リーグトップ3割5分7厘の左の内野手。「あれだけ打席(187打席)に立って、あの打率はなかなか残せるモノではない」と指揮官。「いつも言っているように、そんな簡単にポンポン打てると思っていないけど、思い切って、楽しんでやってくれたらいいと思います」 試合前には、室内練習場で直接会話を交わす姿もあった。内容を問われた佐藤は「『ついていく先輩を間違えるな』『いい先輩についていけ』と言われました(笑い)」と明かした。指揮官は、その意図について「大事だよ。彼は(国立大出身で)文武両道の頑張り屋さんだからね。『末包さんにはつかずに、ちゃんと正しい先輩についていきなさい』と。私が黒田さんについたように、ちゃんとついていく先輩を間違えないように、そこが一番心配。以上です」と、冗談交じりに語った。
報知新聞社