センバツ高校野球 作新学院 選手紹介/5 /栃木
◇家族にプレーで恩返し 土井雄一郎遊撃手(1年) 昨秋の県大会決勝では、最速148キロのエース相手に三塁打を放ち、「どんな球を投げられてもミートできる」と自信をつけた。 【写真で見る歓喜の瞬間】歴代のセンバツ覇者たち 生まれた頃からぜんそくを患っており、幼少期は1カ月以上の入院を何度も繰り返していた。中学卒業を機に野球をやめようと思ったこともあるが、宇都宮学園(現文星芸大付)で野球に取り組み、一度も甲子園に行けなかった父を思い、続けることを決めた。 センバツには、両親や妹のほか、10人以上の親戚が見に来てくれる予定だ。「お母さんは寝ている間に息が苦しくなったとき、ずっと隣にいてくれた。支えてくれたみんなへの恩返しと思って、がむしゃらにプレーしたい」と意気込む。芳賀町立芳賀中。166センチ、70キロ。【鴨田玲奈】=つづく