“掘り出し物” のスターに…巨人、ドラフト下位の一流選手(4)瞬間最大風速がすごすぎた
レギュラーシーズンの開幕が迫っている2024年シーズンのプロ野球。ドラフト上位入団の選手は否が応でも注目を集め、それだけ期待値が高い選手であるといえる。しかし、シーズンが始まれば、ドラフト下位の選手が活躍するケースも数多くある。そこで今回は、読売ジャイアンツでドラフト下位入団から躍進した一流選手を紹介する。
緒方耕一
・投打:右投両打 ・身長/体重:175cm/68kg ・生年月日:1968年9月2日 ・経歴:熊本工 ・ドラフト:1986年ドラフト6位 30歳で現役を引退した緒方耕一は、ドラフト6位で読売ジャイアンツに入団した選手である。 熊本工(熊本)時代は遊撃手として甲子園に出場。1986年のドラフトで巨人に入団後、スイッチヒッターに転向した。 持ち味の俊足を活かし、高卒2年目でイースタン・リーグの盗塁王を戴冠。高卒3年目に一軍デビューを飾ると、76試合の出場ながら打率.308、13盗塁という成績を収めた。 翌1990年には規定打席に到達し、打率こそ.259に終わったが、33盗塁をマークして盗塁王のタイトルを獲得。 しかし、同年の日本シリーズでアキレス腱を故障。その影響もあり、翌年の盗塁数はわずか4個となった。 1993年に2度目の盗塁王(24個)を獲得したものの、1995年からは出場機会が激減。最後までけがに悩まされた緒方は、30歳の若さでユニフォームを脱いだ。
ベースボールチャンネル編集部