一人暮らしの息子にお金を送りたいけれど、手数料がもったいない…。仕送りと一緒に現金代わりの「アマギフ」を同封するのは「違法」ですか?
1人暮らしをする子どもに現金を送る際に、振込手数料がもったいないと感じる人は多いのではないでしょうか。振込手数料を節約するために、仕送りと一緒にアマゾンギフトカードなどの商品券を送っている人もいるでしょう。果たして荷物と一緒にアマゾンギフトカードを送るのは法的に問題ないのでしょうか。他に何かよい方法がないのかということも解説します。
振込手数料はどのくらい?
三菱UFJ銀行の振込手数料を例に挙げると、窓口からは振込金額にかかわらず同じ三菱UFJ銀行宛てであれば880円、他行宛てが990円です。ATMから現金で振り込む場合は、同じ三菱UFJ銀行宛てであれば550円、他行宛てが880円です。 インターネットバンキング利用の場合は、同じ三菱UFJ銀行宛てであれば無料、他行宛てが3万円未満で154円、3万円以上で220円とお得に振り込めます。このように、他行宛ての振込手数料は1000円近くかかるケースもあり、振込手数料がもったいないと感じる人は多いでしょう。
アマゾンギフトカードを荷物と一緒に送っても問題ない
振込手数料を節約するために、食品などの荷物と一緒にアマゾンギフトカードを送っても違法ではありません。普通郵便やレターパックでアマゾンギフトカード単体を送ることも可能です。ただし、現金を荷物に同封したり郵送で送ったりすることはできません。 日本郵便の公式ホームページによると、平成22年7月1日より、ゆうパックにおける現金の取り扱いを停止しています。現金は現金書留郵便物として送ることが定められています。ヤマト運輸でも同様に、現金や小切手などの配送は受け付けていません。
アマゾンギフトカードのお得な送り方
アマゾンギフトカードを単体で送る場合は、他の方法で送ったほうが配送料を節約できます。アマゾンギフトカードにはさまざまな種類があり、例えばEメールタイプならメールやLINEなどのオンライン上で相手に送ることが可能です。相手にギフトコードがすぐに届くため、急いでいるときにも便利でしょう。また、封筒タイプなどは受取場所を相手の住所に設定することで配送料を節約できます。 パソコンやスマートフォンが苦手で、アマゾンギフトカードをオンラインで購入できない人もいるでしょう。その場合は、店頭で購入して自分で郵送することになります。荷物と一緒にアマゾンギフトカードを送っても問題ありませんが、単体で送るなら普通郵便やミニレターのほうが安く済みます。 ただし、ミニレターや普通郵便などで送ると、郵送中に紛失した場合に補償を受けられないため要注意です。心配な場合は、簡易書留などを利用するとよいでしょう。
アマゾンギフトカードはオンラインでも送れる
アマゾンギフトカードなどの商品券は、荷物と一緒に送っても違法ではありません。現金とは異なり、普通郵便やミニレターで送ることも可能です。 ただし、配送料を節約するならEメールタイプや封筒タイプのアマゾンギフトカードを購入したほうがよいでしょう。また、アマゾンギフトカードにこだわりがないなら、インターネットバンクから振り込むなど振込手数料を節約する方法を検討してみてはいかがでしょうか。 出典 三菱UFJ銀行 振込手数料 日本郵便 現金を荷物(ゆうパック)と一緒に送れますか? ヤマト運輸 宅急便で送れないもの 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部