【読書術】本から得た学びを「絶対に忘れない」ための具体的方法
「せっかく本を読んでも何も残らない。何も変わらない」。そんな時間だけを浪費してしまう「無意味な読書」をしている人も多いはずだ。そんな非生産的な読書から抜け出し、1冊1冊の読書を血肉化するにはどうすればいいか? その方法を教えてくれるのが、韓国発の読書術本『コアリーディング たった1冊読んで人生を変える読書術』だ。せっかく読んだ本が100%意味あるものになる「本の読み方」とは? 今回は、本書の一部を紹介していく。 【この記事の画像を見る】 ● 読書で得た学びを100%生かせる「知識カード」 私がおすすめしたいのが、読書後の記録にバインダーノートを活用する方法だ。 もちろん、一般的なノートに大事な内容や自分の考えを整理することもできるが、後から内容を追加しにくいという欠点がある。 したがって、いつでも内容を追加して挟み込めるバインダーノートが実用的だ。バインダーノートは内容を追加できるのはもちろん、いつでも内容を削除できるので、自分なりの編集が可能だ。 まず次のように、読書の記録を1枚の紙にまとめよう。これを「知識カード」と呼ぶ。 知識カードには、まず解決したい問題の「コアクエスチョン」と「書名」「著者」を記録する。そして読んだ本の中で、問題解決につながる答えの参考になりそうな情報を「内容」に書き留め、最後に「自分の考え」をまとめる。 書き終えた後は右上の「タグ」欄を利用して、得た知識を分類する。ここには、知識カードに記録した内容を表すキーワードを書く。自分なりの基準で、後で見返したときにわかりやすい単語を書けば良い。タグは、検索に役立つと同時に、今後知識カードが蓄積されていった際のジャンル分類にも活用できる。 コアクエスチョンごとに知識カードを作成し、何枚も積み重なったら、テーマや領域別に分類してバインダーノートを編集し、自分だけの知識体系を作ろう。 知識カードの作成は、自分の学びを集めたデータベースの役割を果たし、何よりも心強い資産になる。 (本記事は、『コアリーディング たった1冊読んで人生を変える読書術』(パク・サンベ著、村山哲也訳)の一部を抜粋・編集したものです)
パク・サンベ