[遭遇率UP!]でかアジ狙いの要点とオススメルアー
暑いシーズンの数釣りが落ち着き、サイズUPの可能性が高まる冬アジング。そこで、大型のアジと遭遇する確率をUPさせるための要点を解説! 【画像】でで、でかい!《48cmのアジ》と使用ルアーの写真ギャラリー
アングラー&実釣フィールド紹介
◆梶原 利起(かじわら・としき) 年間200日以上釣り場に立つソルトエキスパート。最も好きな釣りはシーバスだが、アジやメバルなどのライトゲームも得意とする。大分市周辺がホームグラウンドだが、佐賀県や熊本県、鹿児島県など九州各地への遠征経験も豊富。フィッシュマンやブルーブルーなどのフィールドスタッフを務める。 ◆大分県周辺で実釣 豊後水道の中でも水路が最も狭い豊予海峡に面する大分市周辺が今回の実釣エリア。周辺は潮流が速く、佐賀関で水揚げされたアジは“関アジ”と呼ばれ、関サバと並び市場価値が高いブランドアジとして知られている。とにかくアジの魚影が豊富で、県外からの遠征アジンガーも非常に多い。
喰わせのジグ単と、リアクションのメタルルアー
梶原さんは、大分のフィールドを中心に、ベイトタックルでアジングを展開するアングラーだ。年間200日、多い年は300日以上(ほぼ毎日!)釣り場へ通う。 その中で見出した、大型のアジを仕留めるための要点や使用するルアーについて解説をお願いした。まずは、ベイトタックルアジングで主に使用するルアーについて。 梶原「ジグ単では1gを基準に下は0.6g、上は3gくらいまでを普段使っています。それともう一つ、ジグ単と同じくらい信頼しているのが3gのメタルジグです」 スピニングタックルで使用するルアーとほぼ変わらない。 【画像】メタルジグに良型のアジヒット!…かと思いきや、良型のカサゴをキャッチ。これはこれで嬉しいゲストだ。 梶原「ジグ単はフォールやダートを取り入れながらゆっくりとしたアピールを狙ったもので、メタルジグはフォールも狙いますが、リアクション要素の強い釣りも展開できます」 リアクション要素の強いメタルジグの釣りは勝負が早く、ライズを繰り返すような高活性個体やベイトを追う捕食意識の高い個体に効果的。なおかつ、遠投もしやすいので沖狙いや、強風時にも重宝する。 梶原「デイゲームでもメタルジグは強いですね。グルグルとリールを素早く巻いて急激にリフトさせてからのフォールや、シェイクからのフォールもおすすめです。スピードの緩急をつけながら日中であれば基本的にボトム付近を狙っています」 【画像】アジをキャッチ!しかし、狙いの大アジサイズではない。 取材時のスケジュールは開始から数釣りで小型のアジを狙い、潮が上げてくるタイミングで大物狙いにシフトする算段だったが、この日は敵が多かった。 梶原「やりにくいな~と思ってたらいつの間にか風速10m…ライトゲームには厳しいですね」 梶原さんのキャップも飛ばされそうになるほどの強風。風裏になる場所を求めて移動するも、皆考えることは一緒で、どこも釣り人だらけ。朝マヅメの一発狙いも風の影響が残り、不発。その後タイムアップによりあえなく終了となった。 しかしながら、普段は好釣果を叩き出している梶原さん。自己記録は48㎝で、今回は尺超えの一尾の写真を提供してくれた。 【画像】取材時、大型の有望ポイントはことごとく人が入っていたこともあり良型をキャッチすることはできなかったが、普段は立派なアジをしっかりキャッチしている。 「キビナゴなどのベイトフィッシュが港内に入ってくれば、活性の高い大型が狙える確率が高くなります。写真の魚もベイトが絡んだタイミングでキャッチした尺越えの1匹。これからのシーズン鍵を握るのはキビナゴですね」 ポイント選択とベイトフィッシュの存在、そこにルアーがマッチすれば、ギガやテラと行った大物も夢じゃないし、何より投げて楽しく、メリットも豊富なベイトタックルによるアジングの魅力を紹介していただいた。 これからアジングも本格シーズンを迎える。ぜひ皆様にもチャレンジしてもらいたい!