九州初 eスポーツ専門の学校が開校 デジタル人材育て不登校の生徒の受け皿にも
RKB毎日放送
いつの時代も子供たちを夢中にさせているゲームですが、今や遊びだけでなく、教育現場でも注目されてきています。 【写真を見る】九州初 eスポーツ専門の学校が開校 デジタル人材育て不登校の生徒の受け皿にも ゲームを使ったスポーツ対戦競技=eスポーツの業界で活躍する知識や技術を学びながら、高校卒業資格を取得できる学校が福岡市に開校しました。 不登校などの問題を抱えた子供たちの受け皿としても期待されています。 ■新入生6人が入学博多駅前の大型商業施設、KITTE博多。 その5階に開校したのは、「eスポーツ高等学院ハカタeスタジアム」です。 九州初となるeスポーツ専門の学校で、1期生には6人の生徒が入学しました。 新入生「昔からゲームが好きで、ゲームの教師になりたいです」「もともと自分が、YouTube活動をしてまして、それを何か勉強に生かせないかなと、この学校を選びました」「他の高校に比べて自分がやりたいことができるのがいいかな」 eスポーツ高等学院ではプロ選手からゲームの指導が受けられるほか、プログラミングや動画編集、ゲーム実況などを学ぶカリキュラムも用意されていて、将来、eスポーツ業界で活躍できるデジタル人材を育てます。 RKB毎日放送三浦良介記者「生徒たちはゲームだけでなく、週に2回、英語や数学といった高校卒業に必要な一般の教科も学びます。」 一般教科の授業は通信制のふくおか中央高等学院と連携しているので、高校の卒業資格を取得することができます。 ■ひきこもりから社会へ 新入生代表 岡村力斗さん(15)「僕は小学生の頃いじめに遭い、学校に行くのがつらくなりました。そして家でゲームの動画を見ながらゲームをする毎日を過ごしていました。eスポーツ高等学院では、中学の時できなかった友人の輪を広げ、1日1回でも笑顔になりたいと思っています。」 ゲームを通してコミュニケーションができるため、ひきこもりがちだった子供が社会に参加するきっかけになることも期待されています。 新入生 岡村力斗さん「将来はプロゲーマーになりたいです。友達1人できました」 岡村力斗さんの母親「小学校から不登校で、自分から言ってきたので行かせるしかないかな。」 岡村力斗さんの父親「自分で夢を持って、自分の力でここを探しているので、不登校の子とかいると思うんですけど、そういう子たちがこういう場に来られるお手本になれるかなと思って期待しています。」
【関連記事】
- 「麻酔治療が必要なむし歯は1本もなかった」司法解剖した医師が証言 死亡した2歳女児 背景に過剰治療か
- 「よくない辞め方だとは思うけど…」「もっと早く知りたかった」 2万4000円で退職代行サービスを利用する若者たちにも言い分がある
- 10歳男児を残し急逝した母 事故翌日の死亡は防げなかったのか 原因は頭部への強い衝撃 専門医「外傷で判断せず検査を」
- 「わたしの人生、なぜ弟に縛られなきゃいけないの?」障がい者の”きょうだい”に生まれて 弟を溺愛した母の遺品整理で気づいた「ああ、私は傷ついていたんだ」
- 「東洋一のつり橋」と呼ばれた橋は今・・・赤色がピンクに、重さ1キロの金属片が落下9年間大規模修繕なし「早期無料化の代償」か