巨人の復活を期す8年目右腕 投球練習わずか10球で11戦連続無失点 2軍戦で急きょ出番
◆イースタン・リーグ 西武4―3巨人(19日・本庄総合公園市民球場) 巨人の畠世周投手(29)がイースタン・西武戦(本庄)の4回途中から2番手で登板し、2/3回を無安打無失点。緊急登板にも動じず、連続試合無失点を「11」に伸ばした。 思わぬ場面で出番が巡ってきた。4回に先発・グリフィンがバント処理の際に転倒し、右足首を痛めて降板。畠は約10球の投球練習を終え、4回1死二塁の場面でマウンドに上がった。暴投で1点を失ったものの「りきまずストライクゾーン勝負でいきたかった」と伸びのある直球と切れ味鋭いカットボールで後続を抑え、最少失点で切り抜けた。 昨季は3月に右肘のクリーニング手術を受け、プロ入り後初めて1軍登板なし。復活を期す8年目の今季はファームで13試合に登板し、防御率1・88と抜群の安定感を誇っている。「いつでも(1軍に)呼ばれていい準備をしておかないとダメだと思う。(役割は)どこでもなんでもやるつもりです」と誓った。(内田 拓希)
報知新聞社