「構えやすさと上がりやすさ。今のクラブ選びはこの2つ!」。尾崎直道の最新クラブセッティング
国内32勝、PGAツアーで8年間(1993~2000年)シード選手として活躍した、男子ツアーの永久シード保持者、尾崎直道。先日開催された第1回レジェンドカップゴルフトーナメントに出場した際、クラブセッティングを撮影取材。67歳の今、どんなクラブを使っているのだろう。
現在のドライバーは、Qi10でロフトは10.5度。このドライバーは大慣性モーメントのやさしさがウリだが、本人いわく、「僕はホールに合わせて色々な球筋を打ちたいタイプ。Qi10は自分の思い通りの弾道が打ちやすいから」とやさしい性能以上に、操作性能を評価している。
また、Qi10のLSドライバーもセッティングのバリエーションとして持ち、「風が強い時は、直進性能の強いLSを使い分けています」とのこと。特筆はシャフトで、ベンタスブルーのフレックスがなんと5R。「最近、パワーが落ちてきたので、試しに5Rを打ってみたら、振りやすいうえに、予想以上にしっかりとしていたから」。SやSRにこだわらず、試してみるという考えは参考にしたいところ。
フェアウェイウッドはQi10の3Wと7Wの2本。3Wはスタンダードの15度ではなく、16.5度のHLモデル。「今は球の上がりやすさ重視。だからロフトの大きなモデルです。コースによっては3WHLを抜いて5Wを入れることも」
ウッドの下は5Uと6Uが2本、アイアンはステルスグローレの7I~PW。「このステルスグローレを使い始めたのは昨年から。当初は6Iも入れていましたが、今年になって、28度の6Uに替えました。上がりやすく、キャリーがしっかり出て、圧倒的にやさしいんです」。ちなみに2本のUTはQi10レスキューで、アイアン的なダウンブローではなく、フェアウェイウッドのイメージで振っているという。
ウェッジはロフト4度刻みで46度・50度・54度・58度の4本で、すべてテーラーメイドのMG4。ステルスグローレのPWのロフトが41度で、普通に振って125ヤード飛ぶという。AWとのギャップを埋めるために46度のウェッジを入れて対応している。