【陸上】ハンマー投・中川達斗が69m72でV「冬季でやってきたこと形になった」/JAG大崎
◇2024Japan Athlete Games in Osaki(2月25日/鹿児島ジャパンアスリートトレーニングセンター大隅) 幸長慎一が砲丸投17m01、円盤投54m82の2冠「今年は“優勝”を」砲丸投2位・奥村仁志も初戦で17m超え/JAG大崎 国内最大級の陸上競技専門の室内トレーニング施設を舞台に、国内唯一の室内100m公認レースが行われるJapan Athlete Games in Osakiが行われた。 男子ハンマー投は中川達斗(新潟アルビレックスRC)が69m72の大会新で優勝した。中川は1回目に67m22を投げると、2回目に68m89。3回目ファウルのあと、4回目に優勝スローを見せた。5回目も67m65を放つなど、安定感が光る。 同地で合宿中のなか、「今日は距離を狙うより、動きの確認でした。その中で69mは冬季でやってきたことが形になってきているのかな」と笑顔を見せる。 昨年まで「3、4回転目で脚が追いつかなくなってズレる」というのが課題だったが、「今日は振り切りまでカチッと合いました」と手応えをつかんだ。 日本歴代8位の71m39のベストを持つも、「日本選手権で結果を残せていない」というように、22年の3位が最高。「今年はしっかり優勝を狙って、記録も自己ベストを出していきたい」と飛躍を誓った。 2位には同じ九州共立大OBの先輩・木村友大(ゼンリン)が66m62で続いた。「体重も6kg増えたのですが、試合になると投げ急いでしまった」と発揮できず。「スウィングでためを作って、力を伝えられれば」と、21年以来の自己新(71m21)を狙う。 女子ハンマー投は藤本咲良(コンドーテック)が60m60を投げて優勝した。
月陸編集部