福島第一原発で燃料デブリの試験的な取り出しが中断している問題について、東京電力は取り出し装置を一度格納容器の外へ出して調査を行う方針です。 福島第一原発２号機では、燃料デブリを取り出すための装置の確認作業が行われていましたが、１７日、取り出し装置の先端についた２台のカメラの映像が正しく映らなくなり調査が行われています。 東京電力は１９日もカメラのケーブルに断線が無いかなどを調べましたが、原因の特定には至っていません。 そのためカメラそのものに不具合が起きた可能性が高いとして、取り出し装置を一度格納容器の外へ出して確認作業を行うことになりました。 ４日ほどかけて取り出し装置を格納容器の外へ出して、隔離された部屋の中に収納し、カメラの本体やケーブルの状態を監視カメラで確認するということです。 それに先立ちあすから週末にかけて、カメラの本体から映像の信号が出ているかなどを調べるということです。