《ブラジル》英国でブラジル人女性刑務官逮捕=受刑者との性行為動画投稿で
勤務していた英国ロンドンの刑務所で受刑者と性行為をし、その様子を動画に撮られたブラジル人女性刑務官が、公職における違法行為で逮捕された。SNSで拡散されたその動画を知ったロンドンのメトロポリタン警察は、6月28日に捜査を開始し、翌日に彼女を逮捕した。2日付G1サイトなどが報じた。 同国で2番目に大きいワンズワース刑務所の独房内で、看守服姿のリンダ・デ・ソウザ・アブレウ容疑者(30歳)がリントン・ウェアリック受刑者と行為におよぶ約4分半の動画は、現場を目撃していた別の受刑者によって撮影・投稿され、ネット上で大反響を呼んだ。 リンダ容疑者は、アダルトコンテンツプラットフォーム『OnlyFans』に「ラ・マドレ(母)」という名前でプロフィールを掲載し、自身の夫で総合格闘家のネイサン・リチャードソン氏(28歳)との性的な内容の動画を投稿したことで注目を集めたモデルだ。 2人は2023年、夫婦の形が一夫一婦制だけではないことを実験する英国の番組『オープン・ハウス:グレート・セックス・エクスペリメント』に出演している。このリアリティ番組では、同夫婦は15人との乱交パーティーに参加したこともあり、性に奔放だったとみられている。 一方、リンダ容疑者との性行為を撮影されたリントン・ウェアリック受刑者は、2022年3月、英国ケンジントンの高級アパートから、宝石やバッグ、パソコンなど6万5千ポンド相当の貴重品を盗んだとして逮捕され、禁固4年の判決を受けて同刑務所に収監されていた。 同受刑者には妊娠7カ月のパートナーがおり、彼女はその裏切りに「非常に動揺している」と周囲に語っているという。この動画が彼女の体調に影響し、先週末に入院したと報じられており、ストレスで早産になる可能性を恐れているという。 リンダ容疑者の姉は地元紙テレグラフに対し、「性的なライフスタイルと仕事を混同しないように」と以前から妹に警告していたと語った。リンダ容疑者の弁護人によると、彼女は母親であり「善良な人格者」であると同紙に語った。 英国裁判所はグローボ局の取材に対し、事件の発覚後、リンダ容疑者がすでに刑務官の職を解かれたと説明した。英司法当局は事件を容認しておらず、これ以上コメントすることは「不適切である」と述べた。 容疑者は、空港で英国を出国しようとしていた際に逮捕された。1日にアクスブリッジ判事裁判所にて拘留審問を受け、29日にさらなる審問に出席することを条件に保釈金を支払って釈放された。現在、英国内の全ての空港への立ち入りを禁じられ、裁判所によって電子監視下に置かれている。