国民・玉木氏、枝野氏の「蓮舫さんを勝たせよう」に事前運動指摘「要件満たす」 都知事選
国民民主党の玉木雄一郎代表は11日の記者会見で、立憲民主党の枝野幸男前代表が東京都知事選(20日告示、7月7日投開票)に出馬表明した蓮舫参院議員について「蓮舫さんを勝たせよう」と演説したことなどについて、公職選挙法が禁じている告示前の選挙運動「事前運動」に該当するとの見方を示した。 【写真】蓮舫氏、街頭演説での自身と枝野氏の言及「政治活動の発言だ」事前運動の指摘を否定 「特定の選挙に対して、特定の候補者に、具体的な投票を呼びかけるという3要件がそろうとアウトだ。いわゆる3要件は満たしていると思う」と語った。 枝野氏は今月2日、東京・有楽町で街頭演説した際、蓮舫氏について「皆さんの力で知事に当選させていただきたい」などと訴え、蓮舫氏も「七夕に予定されている都知事選に挑戦する。支援をよろしくお願いする」と語っていた。 枝野氏らの発言は一部の民放が放送しており、玉木氏は「多くの人に報道されることで3要件を満たす形で伝わることも大きい。一般の有権者に対して、無差別に3要件を満たす形で訴えることは、どう考えても法律に抵触すると思う」と指摘した。 玉木氏は、「ルールなのでしっかり守らないといけない」と述べた上で、「まずは陣営として、力が入り過ぎて言葉が過ぎたのであれば、素直に謝ることが必要だと思う」とも語った。(奥原慎平)