素材感は?快適性は?パタゴニアの定番「クアンダリー・パンツ」新作を履いてみた!
パタゴニアのパンツは、本格トレッキングから普段使いまで幅広いシーンに向けたものを展開している。中でも、ハイク向けのパンツシリーズ「クアンダリー・パンツ」はド定番の人気アイテムだ。今年に入って、同シリーズに新モデルが登場したので、早速穿いてみた。 【写真16枚】伸縮性、撥水性もバッチリ。脚にフィットするフォルムで、アウトドアパンツ感をあまり感じさせない「メンズ・クアンダリー・ジョガーズ」を写真で見る
アウトドアもジョギングも楽しめる楽ちんパンツ
今回履く商品に触れる前に「メンズ・クアンダリー・パンツ」について軽く紹介しよう。こちらはDWR(耐久性撥水)加工とUPF40+のUVプロテクションが備わったハイキングモデルで、晴天時からある程度の雨天までいろんなシチュエーションで快適に履けるように開発された。 素材は、リサイクルされた廃漁網から作られた素材「ネットプラス・ポストコンシューマーリサイクル・ナイロン」とポリウレタンを混紡したもので、前者は魚網をリサイクルした繊維を採用。しかも、撥水加工の原材料はPFASを一切使わないものを使うなど、徹底して環境に配慮している。 そんなモデルに、ジョガーモデルが新登場。ジョガーとは「ジョギングをする人」という意味で、裾にリブを付けて走っていても足元がもたつきにくい構造になっている。こちらはほかのジョガーパンツと比べてリブが狭く、ナチュラルなデザインになっているのが特徴。 生地にポリウレタンが4%入っていることもあり、生地の伸びは想像以上! ゴムほどとは言わずとも、思った以上の伸縮性があり快適だ。 移動時のパンツのずれ落ちを防ぐウエストのドローコードや、ちょっとした小物を収納できるサイドポケットなど、細かいところに配慮した機能も備える。 それ以外にも使い手が快適に過ごせるように、ウエストやポケットにメッシュ生地を配して通気をよくしたり、鍵や小さいカードホルダーなどを引っかけられるキーループを付けたりと、ディテールにもこだわりが見られる。
実際に「メンズ・クアンダリー・パンツ」を穿いてみた
機能を紹介したところで、次に実際に穿いた感想を紹介。筆者は普段Mサイズのパンツを穿いており、「メンズ・クアンダリー・パンツ」も同じMサイズをチョイス。 海外ブランドなのでひとつ下のSサイズでもいいのかな? と思ったが、穿いてみるとウエスト回りはタイトな作りとなっており、Sだと腰が入りにくくかった。Mはジャストサイズ。カラーは3色展開のうち、ツリーリングブラウンという茶系のものを選んだ。 フィールドで使ってみると、ストレッチ性がいい役目を果たし、膝の屈折や坂の登り降りなど、激しい場面で快適だった。また、レングスが長いので、椅子に座ったり坂を登ったりしても裾が上がる心配もない。これならキャンプで肌を露出したくないときも安心だ!