【自民党総裁選で論戦】 河野氏、小泉氏が炭素税の導入について提言
税を通じた国の形について ~負担を上げるべき税、下げるべき税は?~
河野太郎・デジタル大臣「もう1つはたばこ税。たばこは百害あって一利なし、と言うと茂木さんに怒られちゃうかもしれませんけれども(笑)」 9月27日に投開票される自民党総裁選。それに先立ち、候補者たちによる討論会が開かれ、39歳以下の若い世代から投げかけられた「負担を上げるべき税、下げるべき税は?」という疑問について、候補者たちが意見を交わしました。 茂木敏充・幹事長は、内部留保がたまっている企業に対して、法人税を上げるべきと主張。その一方で、大切なのは税率ではなく税収だと述べた。「大切なのは税収を上げること。(今の国民の間では)なかなか所得が上がっても、それが消費に回らない。本来、消費に回れば、消費税として還元される」「増税ゼロでも政策はできると思っています。2兆円財源は出てきます」と増税せずとも消費が喚起されれば税収を確保できると強調した。 河野太郎・デジタル大臣の発言で会場が笑いに包まれる場面も。「すぐできるものは2つある。1つは炭素税。もう1つはたばこ税。たばこは百害あって一利なし、と言うと茂木さんに怒られちゃうかもしれませんけれども(笑)」 小泉進次郎・元環境大臣「上げるべき税は何かというと、河野さんが言った炭素税。なんで必要かっていうと、もしも炭素税を導入しなかったら結局のところ、ヨーロッパと貿易をするときに、ヨーロッパで税金とられる。ヨーロッパに払わなければいけない税ではなく、国内でちゃんと環流する税を仕込むことが大事だと思う」 《今回の投票形式》 9月12日~20日、ヤフーニュースの読者が誰でも投票できる「みんなの意見」で、「総裁選で議論してほしいテーマは何ですか?」と題した質問について、32,026人の読者の方々に投票をしていただきました。 ※「みんなの意見」は統計に基づく世論調査ではありません。 《投票結果トップ3》 ①「経済・財政政策」11,739票(36.7%) ②「外交・安全保障」6,840票(21.4%) ③「年金・医療・介護」5,260票(16.4%) 《討論会参加者(候補者)》※届け出順。林芳正・官房長官は石川・能登地方の豪雨対応で欠席。 高市早苗・経済安保大臣 小林鷹之・前経済安保大臣 小泉進次郎・元環境大臣 上川陽子・外務大臣 加藤勝信・元官房長官 河野太郎・デジタル大臣 石破茂・元幹事長 茂木敏充・幹事長