高橋周平が開幕スタメンも 打撃改造で他球団から「昨年までと別人」驚きが
「まだまだやれる選手」
三塁のレギュラーは昨年自身初の規定打席に到達し、自己最多の13本塁打をマークした石川が本命だが、楽観視はできない。今年の春季キャンプは左膝痛の影響で二軍スタート。ノックで右手をついて右肘の痛みを訴えるなど故障がつきまとった。その後に一軍合流し、オープン戦8試合で24打数2安打、打率.083。16日の阪神戦(甲子園)で2回に左越えソロを放ったが、まだ本調子ではない。来日2年目のオルランド・カリステも三塁の定位置を狙っているが、高橋周も可能性は十分にある。 このキャンプでは三塁だけでなく、二塁を守っていたが、昨季まで中日の内野守備走塁コーチを務めた野球評論家の荒木雅博氏は、「高橋選手は僕も気になっています。まだまだやれる選手ですし、やってもらいたい。ただ僕は二塁ではなく、三塁でもう一度、勝負してもらいたい。二塁の守備も確かにうまいですが、三塁は抜群にうまい。石川(昂弥)選手のためにも三塁で勝負して意地を見せてほしいです」と期待を込める。 三塁でゴールデン・グラブ賞を2度受賞するなど守備能力の高さは申し分ない。打撃でアピールし続け、定位置争いの序列をひっくり返せるか。 写真=BBM
週刊ベースボール