1:1のチーム対決 カワイイvsカッコいい…正反対のキャラのチームバトルの勝敗は…?<Nizi Project Season 2 Part 2>
JYPエンターテインメントとソニーミュージックが組んだ日韓合同オーディション・プロジェクト「Nizi Project Season 2」。グローバル・ボーイズグループ・”NEXZ”誕生までの軌跡を考察と共に振り返る。韓国編となる「Part 2」での第4話では、個人ではなくチーム戦となった2nd Stageに突入。しかも、1:1のバトル形式で、勝ったチームはメンバー全員がキューブを貰えるが、負けたチームは貰えないメンバーが出る事もあるというシビアなルール。前半戦のユウチームとユウヒチームの対決のゆくえは…? 【写真】カワイさ爆発!「Niziの末っ子」チームのユウキ ■3人組の4チームに分かれて、1:1の対決 チームは、3人組で4グループ。1st Stageの個人テストで1位から4位になったメンバーをリーダーにして、J.Y. Parkがメンバーと課題曲を指定した。まず個人レベルテスト1位のユウがリーダーとなるグループのメンバーは、ハルとエイジ。2位のトモヤとショーン、タイガ、3位のケンとセイタ、ソウダイ、そして4位のユウヒのチームメンバーはユウキとミラクになった。今回は、個人の実力はもちろんだが、それに加えてチームワークを重要視した評価となる。 対戦相手はリーダーによるくじ引きで決まり、トモヤチームvsケンチーム、ユウチームvsユウヒチームとなった。「チームは、メンバー同士、お互いに足りないところを補う事が出来るから、メンバーを信じて自信を持ってパフォーマンスしてください」とJ.Y. Parkがアドバイスし、2nd Stageがスタートした。 ■ユウチームvsユウヒチーム まずは、ユウチームvsユウヒチーム。「ユウチームに勝てないと、キューブが貰えない(可能性がある)ので、今回は絶対に負けない」と決意を語るユウヒ。それに対してユウは「正直、自分たちに自信がとてもあるので、自分たちが一番なんじゃないかなって思います」と、強い自信を見せた。 2組が並んだ様子を見たJ.Y. Parkは、「カワイイ感じとカッコいい感じですね」と真逆のイメージの彼らの対決に期待を寄せた。そしてJ.Y. Parkに戦略について尋ねられたユウヒは、「末っ子ラインにしか出来ない、明るくてカワイイ姿をお見せできればいいなと思います」と答えた。彼らのチームは全員高1(収録当時)で、韓国合宿参加者の中で一番年下なのだ。末っ子たちの可愛さにどう対抗するのか、とJ.Y. Parkに聞かれたユウは「僕たちは、セクシーさ、パワフルさ、余裕、の3つが勝っている」と答えた。 ■変声期で高音に苦戦する末っ子チーム 先攻は、ユウヒ率いる「マンネーズ」チーム。マンネとは韓国語で「末っ子」の意味だ。同じ宿舎の彼らは、練習でも帰宅後も常に一緒。同い年なので、学校の宿題を協力しながら片付ける仲の良さで、チームワークは普段からバッチリ。そんな彼らにJ.Y. Park が選んだ曲は、SEVENTEENの「Adore U」。3人の明るくて可愛くてさわやかな感じを見たい、というのが選曲理由だ。彼らは、まず自分たちで考えたパート分けでボーカルレッスンに臨んだが、「キーが合ってない」と、トレーナーから指摘が。何度もパートを変えてみるが、なかなか上手くいかない…。彼らは変声期で高音を出すのが難しい状態なのだが、この曲はサビを始め高音部分の割合がかなり多く、トレーナーも事情がわかるだけに若干同情気味。だが、甘やかす事はもちろんせず、数日後のレッスンでも「深刻なほどまとまってない」と厳しく指摘していた。そして、歌に気が向きすぎて表情がなくなっている事をダンスのトレーナーに注意されてしまった。 多くの指摘を受けてしまい少しヘコみかけていたが、3人は一緒に居る事でお互いに勇気をもらって非常に前向きだった。特にミラクは「全部が勉強になる」と、レッスンを受けられる事自体に感謝していた。そして3人で話し合う中で、動きが揃っても、それはチームワークではない。個々の魅力が合わさって1つになれば、それがチームワークになるのだ、と彼らなりのチームワークの見せ方が明確になってきた。 それからは3人で協力し合いながら練習を続け、弱点を克服する努力をして、最終レッスンでは、トレーナーから褒められるほど成長した。 ■完璧なシンクロの中に、3人の個性が見えた 「3人で1つになってステージを楽しむ」。彼らはそう誓い、パフォーマンスが始まった。3人は明るいエネルギーがはじけていて、J.Y. Parkもつられて笑顔で見守り、終わった時には頷きながら大きな拍手を送っていた。 そして、「完璧なシンクロの中に、3人それぞれの個性が見えた」と、高く評価した。加えて、変声期で苦戦した高音部分も「期待以上だった」と褒めた。個人に対しては、ミラクは体の使い方にまだ課題は残るものの、今までで一番気楽に見えた、と評価。個人レベルテストの時にはホームシックになっていた彼だが、今回、同い年の仲間と一緒だった事でリラックスして楽しくパフォーマンスできたようだ。 ユウキは、動きに対する感情のメリハリをつける事が課題となった。最後に、リーダーのユウヒは、歌もダンスも驚くほどスキルアップした、と大絶賛された。 ■「カッコよさ=強さ」ではない 続いて、ユウ、ハル、エイジの「Rain Boys」。チーム名からもわかるように、彼らの課題曲は、RAINの「It’s Raining」。J.Y. Parkが作詞・作曲した楽曲でもあり、彼はユウたちに溢れるパワーとカリスマ、そしてチームとしての統一性を期待した。 だが、最初の練習でトレーナーから「自分たちが何を見せるべきかわかってない」と言われ、「カッコよく見せる=強さを出す」という考えに捕われている事を注意された。息を混ぜながらの歌い方に慣れず、苦戦する3人。そして、ダンスは逆にパワフルさが求められるのに、体力が続かず後半へ向かうにつれて尻すぼみに…。そこで3人は問題点を挙げて話し合い、3人の中で一番経験値の高いハルがリードしながら毎日倒れそうになるまで練習を重ねた。 ■プロでも難しいほどの驚異のシンクロ率 「テンションを上げる事、余裕感。あとは全部2倍。OK?」とユウが2人に伝え、「It’s Raining!」と3人で気合いを入れて始まったパフォーマンスは、スタートから文字通り一糸乱れぬシンクロ率。J.Y. Parkも審査を忘れたかのように引き込まれて見入り、終わった時には思わず「ハハッ」と声を出しながら力強く拍手した。見ていた参加者たちも口々に「かっけぇ」「スゲェ」と言い、なかなか拍手がやまなかった。 J.Y. Parkは開口一番「驚くほどの舞台でした」と絶賛。「3人が完全に1人のように見えた」とシンクロ率を高く評価した。すべての動きのタイミングが揃っていて、プロでも難しい、回るタイミングさえも完璧に揃っていた事に驚きを隠さなかった。 一体どれだけ練習したのか、と尋ねるJ.Y. Parkに、「死ぬほど練習したのは確かです」と答えたユウ。彼に対して、いつも練習量について褒めているJ.Y. Parkは、個人レベルテストでの1位が運ではなかった事を今回証明した、とユウの努力を大きく評価した。努力は必ず結果として表れるのだ。 そして、エイジに対しては「スポーツカーみたいだった」とコメント。エイジは馬力がものすごく強い車のようで、今まではそれを上手くコントロールできていないようだったが、今日はパワーとエネルギーを上手く使えていた、と彼の成長を認めた。 ユウもエイジも高評価の中、さらに絶賛されたのがハル。「フィーリング、表現力、正確さ、メリハリ、スピード、パワー…全部優れていました」とため息交じりに大絶賛し、「短所を見つけるのが難しいほど完璧なパフォーマンス。既にスターに見える」と、これ以上無い誉め言葉を与えた。 ■相手が強すぎた!不運のユウヒチーム いよいよ緊張の勝者チームの発表。勝ったのはユウチーム。だがユウヒチームがヘタだったのではない。ユウチームがあまりにも完璧すぎたのだ、とJ.Y. Parkはユウヒたちに告げ、「運が悪かっただけ」と慰めた。 これは本当に「相手が悪かった」としか言いようがないし、ユウヒたちも悔しいだろうが納得せざるを得ないだろう。それほどまでに圧巻のパフォーマンスだった。次回は、ケンチームvsトモヤチーム。いつもケンの力になっていたトモヤとの対決。ケンはまたまた「奇跡」を起こせるだろうか…? オーディション番組『Nizi Project Season 2<完全版>』は、Huluにて全話独占配信中。また、デビューグループ“NEXZ”による初の冠番組『MiracleZ』が、1月12日(金) 夜10時からHuluで独占配信。さらに、1月14日(日) 夜8時からはCS・日テレプラスでも放送される。 ◆文=鳥居美保