夢に向かって挑戦し続けて 平昌五輪「金」の高木さん、十和田・甲東中で講演
スピードスケート女子で2018年平昌(ピョンチャン)五輪の団体追い抜きとマススタートの金メダルに輝いた高木菜那さん(32)が1日、十和田市立甲東中(長末道夫校長)で講演し、全校生徒や保護者らを前に、夢を追いかけて挑戦を続けることの大切さを伝えた。 生徒たちに自身の未来に対する前向きな姿勢を育んでもらおうと、同校の創立50周年を記念し開催。22年に現役引退し、タレントとしても活躍する高木さんが「なな転び八起き~わたしが今伝えたいこと~」と題し語りかけた。 講演で高木さんは、中学時代の生活や平昌五輪での活躍を振り返り、「一番大事にしてきたのは、自分の夢や目標、かなえたいことを自分の内側から外に出すこと」と強調。生徒たちに「目標に向け一つ一つできることを増やしていって」と説いた。 また、昨今問題となっている、交流サイト(SNS)上でのアスリートへの誹謗(ひぼう)中傷にも触れ、「必ず本人の目に入り、傷付いている」と涙ながらに語り、「SNSに限らず、普段から感情を強要するのではなく、幸せを共有しよう」と呼びかけた。
デーリー東北新聞社