ピエトロとベンナーズ 未利用魚の食育事業実施 食品ロスへの課題を学習
ピエトロとベンナーズは10月8日と9日、福岡市の福岡雙葉小学校で6年生を対象に家庭科の授業として未利用魚を使った食育授業を行った。 今回は「食材へ感謝を込めてお弁当を作ろう!~魅力あふれる未利用魚とピエトロドレッシング活用~」がメインテーマ。 この食育事業は、味に影響はないが魚体に傷があって出荷できない、捌くのに手間がかかるなど一般の流通市場に出回らない未利用魚の認知拡大が目的。 ピエトロが魚のフードロス削減のためのプラットフォーム事業や水産卸売事業を手掛けるベンナーズと昨年3月に包括連携協定を締結したことを機に行っている。
当日は、食品ロスの種類や食品ロスの削減策についてワークシートを使って班ごとで話し合い発表する場を設けたほか未利用魚の種類や現況、国内水産業の課題について授業を行った。 調理実習ではピエトロシェフが指導し未利用魚などを使ったメニュー「お魚とぶなしめじの炊き込みごはん」、「お魚のオーブン焼き」、「ハートの卵焼き&お花のハム」、「お魚・きゅうり・トマトのマリネサラダ」を全員で調理し出来上がったメニューを弁当箱に詰めて昼食として試食した。 ピエトロは「当社のSDGsにおける4つの行動指針の1つとして食育(こどもたちのイマとミライにhappyを)を掲げている。食育授業を通じて実際に自分で料理をしてもらう場を設けることで食べることや学ぶことの楽しさを感じてもらえる機会を提供していく」との考えを明らかにする。 ベンナーズは「近年は子どもたちの魚離れが叫ばれている。未利用魚やその調理法を学んでもらいおいしく食べられることを知ってもらうことで魚食普及につなげていきたい。この社会課題の解決に向けて未利用魚を訴求する場面を積極的に創出していく」とコメント。