中国の軍用機、延べ15機が相次ぎ台湾周辺で活動
(台北中央社)国防部(国防省)は28日、午前9時55分ごろから軍用機延べ15機が相次いで台湾海峡上空を飛行し、うち延べ10機が同海峡の暗黙のラインである「中間線」やその延長線上を越え、台湾周辺の空域に進入したと発表した。国軍は統合監視手段で厳重に監視し、軍用機や軍艦、沿岸部に設置しているミサイルシステムで適切に対処したとしている。 同部によると、活動を確認した軍用機は「殲10」戦闘機や「運8」輸送機、無人機など。延べ10機が台湾北部や中部、南西の空域に進入したという。 また同部は同日午前6時までの24時間に、中国の軍用機延べ3機が台湾南西の空域に進入した他、軍艦11隻が台湾海峡周辺で活動しているのを確認したとしている。27日午前11時41分には北部・基隆の北西84カイリ(約156キロ)の上空1万1千フィート(約3353メートル)地点で気球1機が飛んでいるのを観測。午後0時22分に姿を消したとした。 (呉昇鴻/編集:齊藤啓介)