天皇皇后両陛下、チャールズ国王とカミラ王妃とともに馬車でパレード バッキンガム宮殿での昼食会に出席
国際親善のためにイギリスを訪問中の天皇皇后両陛下。チャールズ国王夫妻の歓迎を受け、ロンドンを馬車でパレードした。 【写真】皇后雅子さまのヘアメイクと知的な美貌を17歳から現在まで振り返り
現地時間6月25日(木)の午前、両陛下が宿泊しているホテルをウィリアム皇太子が訪問。皇太子はチャールズ国王の代理として天皇皇后両陛下と対面、両陛下を歓迎した。 ウィリアム皇太子はこの後SNSに両陛下との写真をアップ。「日本の天皇皇后両陛下を英国にお迎えできて光栄です」と喜びの言葉を綴った。ちなみに公の場所で皇太子と両陛下が3ショットを披露するのはこれが初。
その後両陛下は皇太子と共にホースガーズへ。出迎えたチャールズ国王とカミラ王妃と挨拶を交わし、式典に出席した。天皇陛下は国王と共に衛兵隊の間を歩き、閲兵した。
その後一行は馬車で昼食会が行われるバッキンガム宮殿へ。天皇陛下は国王と、皇后陛下は王妃と共に馬車に乗り、市街地をパレードして移動した。ちなみにこのとき皇后陛下はマスクを着用。新聞「エクスプレス」などによると一部のイギリス国民からはマスク姿に不思議がる声も上がったという。実はこれは馬対策。
皇后陛下は馬の毛へのアレルギーがあるため、今回のように屋根のない馬車に乗る場合にはマスクが必須であるという。新聞「デイリーメール」のロイヤルレポーターのレベッカ・イングリッシュもツイート、イギリス国民の疑問の声に答えている。ちなみに英国王室にも馬アレルギーの持ち主が。キャサリン皇太子妃もアレルギーに苦しんでいるという。
それはさておき、一行はユニオンジャックと日の丸でデコレーションされたザ・マルを通ってバッキンガム宮殿に到着。
宮殿のキングスギャラリーに展示してある日本にゆかりの品々を鑑賞した。エドワード王子とソフィー妃、グロスター公爵夫妻らも出席、日本の絵巻物や絹織物を研究員らの解説と共に楽しんだという。その後、プライベートな昼食会が行われた。この昼食会後、国王から天皇陛下にイギリスで最高位の勲章であるガーター勲章が授与された。これに先駆け、天皇陛下からも国王に日本で最高位の勲章である菊花章が授けられていたという。ウェブサイト「ロイヤルセントラル」や「パースペクティブ」などが報じている。 同日夜にはバッキンガム宮殿で国王と王妃主催による晩餐会が開催される。天皇陛下がスピーチで何を話されるのか、皇后陛下がどのような装いで両国の絆を深めるのか、続報を楽しみに待ちたい。