銀世界”滑り出し”上々 ピラタス蓼科今季オープン 長野県茅野市
北八ケ岳リゾートが運営するピラタス蓼科スノーリゾート(長野県茅野市北山)は14日、今季の営業をスタートした。現在は「しらかばコース」(長さ約1050メートル)と「キッズエリア」(長さ約80メートル)が滑走可能。初日から県内外のスキーヤーやスノーボーダーが多く訪れ、一面の銀世界を楽しみながら、ゲレンデにシュプールを描いた。 同社によると、この日の北八ケ岳ロープウエイ山頂駅の最低気温は氷点下10度。ゲレンデは踏みしめると「キュッキュッ」と音が鳴るようなパウダースノーが積もり、「滑走には最高のコンディションになっている」という。積雪の状況にも左右されるが、今月下旬には山頂駅付近から下るコースも利用可能になる見込みだ。 スキー歴60年以上という横浜市の伊東寛行さん(69)は、今季スノーボードに専念する計画。「シーズン始めにしてはとても良い滑り具合」と笑顔を見せた。同社の両角正志取締役支配人は「コロナ禍が終わったので、今季は観光やレジャーで来てくれる人が増えそう」などと期待していた。15日は同社や市、市スキー協会の関係者らで今季の安全祈願祭を執り行う。