巨人・門脇誠、丸に弟子入り「オフにしかできないのでいい時間になった」 特大ホワイトボードで復習も
『丸塾』で殻を破る。巨人・門脇誠内野手(23)が16日、川崎市のジャイアンツ球場で丸佳浩外野手(35)と自主トレーニングを実施。「打席での待ち方や狙い方の話もした。じっくりと話を聞くのは、オフにしかできないのでいい時間になった」と、通算1842安打を誇る左打者からヒントを得た。 昨オフは同期の田中らと鹿児島で自主トレに励んだが、打率・243に終わった今季からの巻き返しを期し、不動の1番打者として活躍した丸に弟子入り。「丸さんの打席を見ていて、自分ならこれ(ボール球)を振るなと思うときが多かった。自分が同じことができたらと」と、現役最多1067四球を誇る選球眼の極意に迫る。 長打力と選球眼の向上を掲げ、約2時間に及んだマシン相手の打撃では、丸に意見を仰ぎながらバットを振り込んだ。「丸さんが簡単に(ボール球を)見送っていた理由も知ることができた。『(スイングを)強くより素早く振るイメージの方があっているよ』といわれて、感覚が全然違った」と好感触をつかんだ。 学んだことを復習する環境も整っている。自宅には、インターネットで購入した特大のホワイトボードを設置。「会議室みたいですね」とちゃめっ気たっぷりに笑うが、1年間通して感じたことや自身の感覚を書き出し、毎日目にすることで己と向き合っている。探求心旺盛の背番号5が、勝負の3年目に向けて研鑽(けんさん)を積む。(樋口航)