[関西U-16 ~Groeien~]守りの要・ CB宮原大知「意識変えて、次から頑張っていかないと」。近大和歌山は課題を改善して次戦へ
[4.27 関西 U-16 ~Groeien~G2第1節 近大和歌山高 0-2 大阪桐蔭高 ダイセル播磨光都第3G] 近大和歌山高(和歌山) は、「関西U-16 ~Groeien~2024」G2リーグ開幕戦で大阪桐蔭高(大阪)と対戦し、0-2で敗れた。前半、主導権を握って試合を進めたのは近大和歌山の方。MF高木大地がセカンドボールの回収と繋ぎの中心となり、MF柿迫諭志が展開力を発揮していた。 そして、MF米澤心の仕掛けやFW小嶺來希の抜け出しでゴールへ迫る。だが、22分に柿迫のスルーパスからFW金尾駿がGKをかわすも決め切ることができず、小嶺のチャンスも相手GKの好セーブに阻まれてしまう。 先制することができなかったものの、声、DFラインの統率、スピードを特長とするCB宮原大知(カナリーリョfcリオ出身)をはじめ、後方の守りも安定。だが、宮原は「やっぱりチームとしてみんなまとまれてなかったっていうのが1番あって、それで走る量も、運動量も全て相手の方が上でチームとしてもまとまってたし、自分たちはまだまだ未熟だなって感じました」と首を振る。 個々の力があることは選手たちも実感。ただし、現状はまだまだ良さを引き出し合うことができていないようだ。加えて、この日は後半の勝負どころで運動量が低下。宮原は「強いメンタル持って最後まで走り切ることが自分も含めてみんなできてなくて、やっぱりそこから意識変えて、次から頑張っていかないといけないなと思いました」と課題を口にしていた。 その宮原は「チームとしてやっぱり欠かせない存在。いなかったらチームが勝てないみたいな存在になりたいし、得点もできるディフェンダーになりたいです」と誓う。小学5年時からCBとしてプレー。CBフィルヒル・ファン・ダイク(リバプール)が目標の選手だ。文武両道を目指して進学した近大和歌山での活躍を狙う。 「グロイエン(Groeien)での目標は3位以上を取ることです。近和歌の3年間の目標は1年でベンチ入りして、2年からはもうスタメンで出れるような選手になりたいです」。この日、守備範囲の広さなどを発揮していたCBは、攻撃面でもチームにより貢献して評価を勝ち取る。
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