前澤友作、宇宙旅行でもっとも大変だったことは?「とにかく酔うんですね…」
日本の民間人として初めて宇宙旅行を体験した実業家・前澤友作氏のドキュメンタリー映画『僕が宇宙に行った理由』。全国公開を控える12月15日、大阪市内で舞台挨拶がおこなわれ、改めて宇宙旅行を振りかえった。 【写真】自前の「フライスーツ」で登場した前澤氏 「どうしても宇宙に行きたい」という夢を叶えるため、前澤氏が「ZOZO」の代表を辞任してから同旅行を実現していくプロセス、また身体検査やトレーニングを経て宇宙に飛び立つまでの道のり、そして地球への帰還までの軌跡に密着した同作品。メガホンをとったのは、ともに宇宙へ飛び立った平野陽三監督だ。 この日平野監督と登壇した前澤氏は、ロシアの訓練でも使用した「フライススーツ」を着用して登場。「訓練で汗をかいたりもしましたけど、なんだかもったいなくて一度も洗ってないんです(笑)」と、少し照れた様子でマイクを持つ。 そして当時を振りかえりながら、やはり大変だったのは「訓練」だったと明かし、「宇宙へ行くと無重力で上・下も分からなくなる。血もどこを巡っているのか分からなくなるので、訓練では三半規管を鍛えるためにグルグル回されて・・・とにかく酔うんですね。船酔いでもなく乗り者酔いでもない、地上にはない独特の酔いかたがあるんです」と苦笑いを浮かべる。 そして、劇中にはそんな過酷な訓練も事細かに収録されており、「ぜひ一緒に気持ち悪くなりながら、楽しんでいただけたら(笑)」と会場の笑いを誘う。「年末はどうぞごゆっくりと、この映画とともに過ごしていただき、来年は僕からの発信もあると思うので楽しみにしていただけたら」と、前澤氏は新たな挑戦を匂わせながら会場を後にした。 映画『僕が宇宙に行った理由』は12月29日、全国公開。