衆院選を見据え動き活発 “裏金問題”で混戦模様の選挙区 岸田首相が総裁選不出馬 北海道
STVニュース北海道
岸田総理大臣が不出馬を表明している自民党の総裁選挙が来月に控えています。 そんななか、北海道では早くもその先の衆院選を見据えた動きが始まっています。 5区選出で現職の自民党・和田義明さんです。 裏金問題では政治資金収支報告書の不記載が明らかとなり、党から戒告の処分を受けました。 有権者からの信頼を取り戻したい和田さん。 当別町の祭りに参加し、屋台を手伝いながら地元の声に耳を傾けていました。 (自民党 和田義明衆議院議員)「自分自身も政治資金の問題がありましたので、非常に重く受けとめています。日々の積み重ねしかないので、選挙が始まってからどういうことではない。常々、戦場のつもりで地元の方と一人でも多く触れ合う。できるだけ話をする。そこに尽きる」 今月14日・首相官邸。 (岸田首相)「私はきたる総裁選には出馬いたしません。総裁選を通じて選ばれた新たなリーダーを、一兵卒として支えていくことに徹してまいります」 岸田総理大臣は先週、自民党トップとして裏金問題への責任をとりたいなどと、来月に実施される総裁選に出馬しないことを表明しました。 お盆のこの日、江別市内の盆祭りに姿を見せた、前衆院議員で立憲民主党の池田真紀さん。 前回の雪辱を果たすべく、次期衆院選は北海道5区で立候補する予定です。 自民党議員の裏金問題にメスを入れたい考えです。 (前衆院議員 池田真紀氏)「どこに住んでいても変わらない地域の安全といったものを、しっかり訴えていきたい。(裏金問題で)違反していたものをしっかり説明してもらう。処罰をされた人はごく一部なので、そこはしっかり求めていきたい。そのまま流しちゃいけないところだと思う」 一方、9区選出で現職の自民党・堀井学さんは、裏金事件などの責任を取るとして、次期衆院選への不出馬を表明しています。 9区支部は18日、堀井さん後任の支部長に応募があった9人の書類選考を行い、30代から50代の男性3人に絞りました。 二次選考は来月8日に行われます。 (自民党 藤沢澄雄道議)「本人がどういうスキルを持っているか、政治家の視点で眺めていきたい。それは北海道9区を勝つつもりで擁立したいという思い」 9区はこのほかに、立憲民主党の現職・山岡達丸さんと共産党の新人・立野広志さんが立候補を予定しています。 混戦の様相を呈していた次期衆院選。 岸田総理大臣の総裁選不出馬が大きな影響を与えそうです。