オードリー・リン、テレンス・ラウら共演 台湾映画『トラブル・ガール』2025年1月公開
第19回大阪アジアン映画祭コンペティション部門に出品された台湾映画『トラブル・ガール』が、2025年1月17日よりシネマート新宿ほかにて全国公開されることが決定し、あわせて予告編が公開された。 【写真】『トラブル・ガール』場面写真 本作は、注意が分散しやすい、物を失くしやすいなどの“不注意”や衝動的な感情・行動を抑えられないなどの“多動性・衝動性”といった、ADHDの特性がある少女・シャオシャオと、彼女を取り巻く人々を描いたヒューマンドラマ。短編『A Cold Summer Day(英題)』で第54回金鐘奨脚本賞を受賞したジン・ジアフア監督が、「普通の子どもたちよりも一見強く見られてしまう、シャオシャオのような子どもたちへも関心が集まり、理解される」ことを願いながら、初の長編に挑んだ。 自分だけの世界を持ち生きる少女、シャオシャオ。学校では、孤立しクラスメートからいじめを受けている。家では、母親から厄介者扱いされ、海外で働く父親は不在がちで、身近な存在でありながら他人のよう。そんな彼女の感情を理解し和らげてくれるのは、担任のポール先生だけだった。しかし、ある嵐の日、彼女は母親とポールが不倫していることを知ってしまう。シャオシャオは困惑しながらも、複雑な関係に適応しようとするが……。 主演に抜擢されたのは、『アメリカから来た少女』のオードリー・リン。感情を抑えるのが苦手な少女シャオシャオを演じ切り、歴代最年少の12歳で第60回金馬奨主演女優賞に輝いた。その母親を演じたのは、『悲しみより、もっと悲しい物語』のアイヴィー・チェン。そして、担任の英語教師ポールを、『Beyond the Dream(英題)』にて第57回金馬獎最優秀新人賞にノミネートされたテレンス・ラウが演じる。 あわせて公開された予告編では、学校でも家でも困難にぶつかってしまうシャオシャオ(オードリー・リン)の姿が捉えられている。 また、ジン・ジアフア監督からのコメント動画も公開。監督は本作について、「小曉は少し気性が荒い子で、彼女が経験していることは、私たちが想像するような幼少期とは異なります。現代の子どもたちに目を向けて、映画館へ来ていただけると嬉しいです」と語っている。 ジン・ジアフア監督 コメント こんにちは。『小曉』の監督のジン・ジアフアです。 小曉が映画館で日本の皆さんとお会いできるようになり、とても嬉しいです。 小曉は少し気性が荒い子で、彼女が経験していることは、私たちが想像するような幼少期とは異なります。 現代の子どもたちに目を向けて、映画館へ来ていただけると嬉しいです。ありがとうございます。
リアルサウンド編集部