仲里依紗“歩”のギャル魂に感服…。NHK朝ドラ『おむすび』佐野勇斗“翔也”の笑顔を取り戻した、深い言葉とは?
橋本環奈主演のNHK朝ドラ『おむすび』。本作は、橋本環奈演じる平成生まれのヒロイン・米田結が、ギャルとして自分らしさを追求し、あることがきっかけで栄養士になることを志す。そして、人と人とを繋ぐために奮闘する様を描く物語だ。さっそく、第64話を振り返ろう。(文・野原まりこ)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価】 【写真】仲里依紗がパラパラを披露した貴重な未公開写真はこちら。NHK朝ドラ『おむすび』劇中カット一覧
歩「あんた、生きてんだから」
糸島へ帰ってきた結(橋本環奈)は、永吉(松平健)と佳代(宮崎美子)に自分が帰ってきた理由を聞いていないか尋ねる。 一方、ギャルに逆ナンされた翔也(佐野勇斗)は、待ち構えていた歩(仲里依紗)に、ギャルの真似をするなら格好ではなく、“ギャル魂”の方だとアドバイスする。そして、過去や未来のことでクヨクヨ悩むより、今この瞬間を大切にするべきだという。そして歩はパラパラを披露。歩に巻き込まれた翔也は、徐々に笑顔を取り戻していった。 翌日。結のもとに陽太(菅生新樹)が訪ねてくる。すると、恵美(中村守里)もやってきて、2人が付き合っていることと、陽太が勤めていたITの会社をやめ、牡蠣の養殖を始めたことを報告する。 そして結は、永吉と佳代と共にスナックひみこにやってくる。カラオケを熱唱する永吉を見た結は佳代に、なぜ永吉とずっと一緒にいるのかと問うと、佳代は幸せだからだと答えた。 各々の場所で、元気を取り戻していく結と翔也の様子が描かれた第64話。ギスギスしていた第13週の前半から、徐々に光が見えてきた。放送後、Xには視聴者から感想が寄せられていた。 「あら今日は良い回だったわ~。翔也が笑ったし、模範的新カップルに、極めつきはじいちゃんの歌♪」「翔也くんには『生きてるんだから』、結には『一緒にいるだけで幸せ』2人とも何か掴んだよね」と、希望が見え始めた新展開に心が動かされた様子だ。 また、過去の辛い記憶を乗り越えた歩から放たれた言葉を噛み締める人も。 「だってあんた、生きてんだから…という歩さん。その言葉の重みに涙…。」「『大丈夫!これからなんでもできるよ。あんた生きてんだから』歩の言葉が重い。翔也は結の話で歩の『昔つらかったこと』がなんなのか知ってるからこそ、言葉の重みもより実感しただろう。」「結は人と人を結びつけてるけど、歩は人の人生まで救っているんだな…立ち止まっていた人を前に進ませるからまさに歩。カリスマギャルなんよ」「アユばりカッコよかったわ。さすが初代ハギャレン総代にして伝説のギャルだよ」「ヨンを諭すのが、なんで結じゃなくてお姉ちゃんなん?思うけど、ギャルでもパラパラでも何でもええけえ、たちまち元気出せヨン( *´꒳`*)੭⁾⁾」「やっと翔也の笑顔がみれた。それだけでもなんだか嬉しくなる。さぁ!次は結との問題だね!別れたままは許さない!」「翔也さんの笑顔、ひさしぶりに見られて良かった。パラパラ、めっちゃカッチョ良かったなぁ~」といった声が上がっていた。 そして、陽太の幸せ報告&永吉のカラオケにほっこりした気持ちになった人も。「陽太、いつのまに?幸せそうだなぁ~」「陽太のIT企業勤めは無駄じゃなかったと思う。きっと最先端の技術も使って養殖管理できる漁師さんになれるはず」「永吉さんの『君といつまでも』松平健の歌をフルコーラスで聴くことができるなんて、贅沢な朝ドラですわ」「マツケンの歌の上手さに朝からビビったw」など、本筋とは外れた小さな出来事も、視聴者の心を掴む要因となっているようだ。 結と翔也は今何を思うのか。明日は2人がどんな道を歩んでいくことになるのか、じっくり見守っていきたい。 (文・野原まりこ)
野原まりこ