横尾忠則氏が楳図かずおさん追悼「彼は豆が好き」「同い年なので大変ショック」
現代美術家の横尾忠則氏(88)が6日、自身の「X」(旧ツイッター)を更新。先月28日に亡くなった楳図かずおさんを追悼した。 横尾氏は「楳図かずおさんが亡くなった。僕は彼と同い年なので、大変ショックです」と胸中を告白。「同年者は一心同体なところがあるので、特に楳図かずおさんは身近に感じていたから、驚いています」と強い親近感を抱いていたことを明かした。 さらに「彼は豆が好きで2人の共通点です。電車に乗れないからといってわが家から何時間もかけて夜中に歩いて帰るんですよね」と交流したエピソードを明かすと、「マンガを描かなくなった時は、料理を習ったり、イタリア語を習ったりしていましたね。別にイタリアに行くわけでもないのに、勉強が好きなのかな」と楳図さんが晩年も様々な分野に挑戦していたことを振り返った。 そして「マンガを中断して、絵を描きましたね。誰もマネできない素晴しい絵だった」と漫画家として休筆した後も創作の世界に取り組んでいた楳図さんに賛辞を送った。 その上で「彼は僕より長生きすると思っていたのに、残念です」と楳図さんを悼んた。
東スポWEB