「ちりめん」の中から「フグの稚魚」? 販売が禁止されてるフグ、食べられるかどうかネットで論争
●フグの販売には厳しい規制
フグの稚魚の稚魚を食べても影響はないという意見もネットにはありますが、厚労省食品監視安全課の担当者は弁護士ドットコムニュースの取材に対し、次のように説明します。 「ただ、フグの稚魚の毒性については、まだよくわかっていない状態ですので、もし疑われる魚が発見されたら、保健所にお話していただくのが良いと思います」 フグの販売は、法律で厳しく規制されています。 「厚労働省が定めたフグの種類、部位以外の販売や提供は食品衛生法(6条2号)で禁止されています」(厚労省担当者) もし違反した場合は、3年以下の懲役又は300万円(法人の場合は1億円)以下の罰金)が課される可能性があります。 これまで、フグの稚魚の混入は、度々起きてきました。厚労省の担当者は、「どうしても選別過程で除去しきれず、混入してしまうという事例はあります。もし発見された魚がフグの稚魚だった場合は、販売店やそれ以前の製造段階の事業者に指導が入ることになります」と話しています。