田村芽実、一日限りで上演された「一人芝居コンサート」のBlu-rayリリースが決定

　フレンチロックミュージカル『赤と黒』マチルド・ド・ラ・モール役、音楽劇『ダ・ポンテ』ナンシー役、ミュージカル『MEAN GIRL』ジャニス役、『ヘアスプレー』アンバー役、音楽劇『クラウディアProduced by 地球ゴージャス』クラウディア役、『ウエスト・サイド・ストーリーSeason2』マリア役などの話題作への出演が続き、ミュージカル界で今注目を集める田村芽実。2024年9月からはNHK連続テレビ小説『おむすび』に柚木理沙（リサポン）役として出演が決定しています。 　アーティスト / シンガーとしては、2018年にビクターエンタテインメントからソロ・デビュー。2020年に1stアルバム『無花果』を発表。コロナ禍を経て、昨年（2023年）10月21日、東京・大手町三井ホールで約4年ぶりの単独ライヴ〈私のもとへ還っておいで 田村芽実一人芝居コンサート〉を開催しました。 　田村自身が脚本・演出・主演・歌唱を担い、一日限りで上演された本公演のチケットは早々に完売。この貴重なコンサートの映像が、5月22日（水）Blu-rayとしてリリースされることが決定。トレーラー（予告編）も公開されています。 　舞台は都会の端っこにあるショーパブ。役者はショーパブで歌い踊る女性（田村芽実）ただ1人。客のリクエストに応じて様々な楽曲を披露する歌手がその役どころで、「本能」（椎名林檎）、「お祭りマンボ」（美空ひばり）、「ラムのラブソング」（うる星やつらのテーマ）など、コスプレ歌謡ショーという趣で楽しませます。一方、カーテン1枚で隔てられた楽屋では、「Dream Girls」（ビヨンセ）を歌唱した後、「英語の歌は意味わからない」と悪態をついたり、愚痴やため息ばかりの裏側を演じ、衣装を大急ぎで着替える様子もそのまま見せるという大胆な演出です。 　舞台の中盤からは、今日が25歳の誕生日という歌手の身に起こる出来事が大きく展開し、後半にはその伏線が回収されます。彼女の感情が解き放たれ、「私のもとへ還っておいで」というタイトルの意味も明らかにされて、前代未聞のステージは大きな感動に包まれ、成功を収めました。 　公演当日は実際に田村自身の誕生日の直前で、少し早いバースデイ記念ライヴでしたが、彼女の脚本を書く力、ミュージカルのスキル、アイドル時代……それらすべてが注ぎ込まれた構成に圧倒されます。ここ数年の様々なミュージカル等の舞台で、多種多様な役柄を演じて絶賛され、その度に、様々な歌声を披露してきた彼女の近年の集大成でもあり、新たな「表現」の場ともなった貴重なステージ。田村芽実の女優の心、歌手の心、魅力がたっぷり詰まった贅沢な舞台を映像で堪能下さい。 ［コメント］ 今の私にしかできない表現をこのコンサートに詰め込みました。早い時代の流れに追いつこうともがくことに精一杯な今の時代。誰でも自分自身を見失ってしまうことってあると思います。そんな人たちの心に触れられたら…と思ってこの作品を作りました。きっと、スペシャルな気持ちになれるかな。手に取ってもらえたら嬉しいです。 ――田村芽実