<いざ!頂点へ・24センバツ報徳学園>99歳、運動部の応援楽しみ 元教員・事務長 北條猛さん /兵庫
報徳学園の元教員で長年、事務長を務めた北條猛さん(99)=神戸市東灘区=は、退職後も野球部やラグビー部などの全国大会だけでなく、地方大会にも足を運んで応援してきた。ここ数年はコロナ禍や、足を悪くして会場入りしていないが、3月18日開幕のセンバツをテレビで応援するのを楽しみにしている。 【写真で見る歓喜の瞬間】歴代のセンバツ覇者たち 北條さんは1959(昭和34)年から商業科で珠算を教えた。今回で同校は甲子園出場38回目になるが、初出場は61(昭和36)年夏だ。商業科はその後、廃止になったが、事務長などとして95年まで報徳学園を支えた。 義父の栄二さんが同校で珠算を教えていたのがきっかけで自身も教壇に立つことに。栄二さんは32(昭和7)年創部の野球部の草創期に部長を務めており、現部長の礒野剛徳さんは、北條さんの弟の孫だ。 「報徳学園は各クラブが強い。おかげで楽しませてもらっている」と笑う北條さん。「前回のセンバツは惜しくも準優勝。今回も頑張ってもらいたい」と期待を込めている。【稲垣淳】 〔神戸版〕