自民党「第二の裏金事件」が暴発寸前…!極度のストレスで石破総理の身体に起きた異変
「夫婦別姓」が引き金に
そこで起死回生の一手として温めているのが、「選択的夫婦別姓制度」の導入だ。立憲民主党をはじめとした野党が成立を目指しているが、世論人気の高いこの政策には、公明党も前向きで、11月14日には斉藤鉄夫代表がBS11の番組に出演し、「石破首相を通じて自民党を説得したい」と意欲を語った。 夫婦別姓制度は石破総理にとっても「渡りに船」になるかもしれない。 「石破総理は裏金問題の対応に追われており、国民を引き付けるような政策をいまのところ打ち出せていない。でも、この夫婦別姓制度に丸乗りすれば、支持率が回復するかもしれません。 立憲民主党としても、党内基盤が脆弱な石破総理のままで来夏の参議院選までやってもらいたいので、多少、花を持たせるような演出も許すかもしれません」(前出・全国紙政治部記者) しかし、それで黙っていないのが、自民党内の保守系議員だ。彼らは「家族の一体感」を重視し、夫婦同姓をその象徴と捉えてきた。旧安倍派の若手議員が語る。 「問題なのは石破総理自身が総裁選時に夫婦別姓制度に賛意を示していたことです。総裁になってからは慎重な姿勢に変えたが、他の法案で他党の協力を得るために、夫婦別姓制度を押し切ってしまうかもしれない。仮にそうなれば保守系議員はまとまって『石破おろし』に動くか、それもできなければ党を割って出ていくしかありません」 石破総理と総裁選の決選投票を争った高市早苗元総務相は、来たるべき時に備えて保守系議員の結束を高めているという。 「落選した議員も含めて会合をよくやっています。ザ・キャピトルホテル東急で開いた衆院選の慰労会には保守系議員20名ほどが集まりました。萩生田さんら旧安倍派の重鎮も参加していました」 信念を違えてまで過半数を失った与党にいる意味はさほどない―そう悟った時に高市氏らは党を去るだろう。 自民党は分裂前夜の様相を呈してきた。 「週刊現代」2024年11月30日号より ……・・ 【さらに読む】国民無視の「年収の壁」には、もううんざり…!厚労省の「悪手」と財務省の「経済音痴」で野ざらしにされるこの問題に、私が一石を投じます!【経済学者の提言】
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