大阪・松井市長 堺市長の問題に「市民のことを考えれば潔くするべき」
大阪・松井市長 堺市長の問題に「市民のことを考えれば潔くするべき」
大阪市の松井一郎市長は18日午後、大阪市役所で市長就任後初めての定例会見を行い「令和の時代は『二極』と言われる大阪になってほしいと思います」と述べた。また、堺市の竹山修身(おさみ)市長の政治資金収支報告書に多額の記載漏れがあった問題については「市民のことを考えれば潔くするべき」と話していた。 【ノーカット】大阪市・松井市長が就任後初の定例会見(2019年4月18日)
令和の時代は「二極」と呼ばれる大阪に
会見では、大阪市における重大な児童虐待ゼロを目指し更なる対策強化を図っていくことや、大阪城天守閣で「登閣符」24日から5月7日まで期間限定で「平成最後の入館記念」と「令和最初の入館記念」2種類の「登閣符」を販売されることなどを発表した。 それに関して報道陣から「大阪にとって令和の時代はどういう時代になったらいいと思うか」という質問があり、松井市長は「まさに『二極』と呼ばれる大阪になればいいなと思いますよ」と答えた。 また「戦後、東京は『都』になって二重行政なく一体でやってきて、東京一極と言われる中心になった。令和の時代は『二極』と呼ばれる大阪になってほしい」と続けた。
「堺のことは堺で決めるって自分の保身のことを自分で決めただけ」
堺市の竹山市長が17日の会見で松井市長に対し「お隣の市長さんが堺市のリコールうんぬんは私にはなじまない。堺のことは堺で決める」と言っていた件についてどう思うかという質問も出た。 これに対し松井市長は「堺のことは堺で決めるて、自分のことを自分で決めてるやんか。だから堺のことは堺で決めるなら、辞めて出直して市民に問いなさいということです」と述べた。 また「民間の人でも、あれは完全なる脱税行為で税務署の非常に重い罰がくだるはずですよ。ご自身が分かっている中で、堺のことは堺で決めるって自分の保身のことを自分で決めただけ。堺市民のことを考えれば、潔くするべきだと思っている」と続けた。 また、後に行われた日本維新の会代表としての会見で松井市長は、堺市議会に不信任決議案が再提案され否決となった場合、維新として竹山市長のリコール運動を行う方針を示した件について「リコールに協力するという声が我々のもとにも届いている」「事務的にはいま準備はしています」と述べた。