<センバツ>「サポーター」がチームの勝利貢献 山梨学院、筑陽学園と対戦
センバツ初戦で、大会タイ記録となる24安打を放って25年ぶりの白星を挙げた山梨学院には、ナイン以外にチームに欠かせない選手たちがいる。「サポーター」と呼ばれ、多くはベンチ入りできなかった3年生だ。グラウンドに立てない悔しさを胸に秘めつつ、一丸となってチームの勝利に貢献している。 【ダイジェスト動画】注目プレーをもう一度確認 サポーターはチームの側面支援が主な仕事で、道具の出し入れやグラウンド整備のほか、キャッチボールやバッティング、守備練習を手伝う。 3年生24人のうち、センバツでは13人がベンチ入りした。残る11人はいずれもサポーターとして付き添っている。サポーターの一人、脇坂尚直選手(3年)は「甲子園でプレーできたかもしれないと思うと悔しかった。一方で、仲間に勝ち進んでもらいたいという思いも強く、センバツが終わるまではナインを全力で支えたい」と誓う。 相沢利俊主将(同)は「自分たちがプレーに集中できるのも練習の準備に時間を費やしてくれる選手たちのおかげ。勝って感謝の気持ちを伝えたい」と意気込む。 ◇筑陽学園ときょう対戦 山梨学院は29日の2回戦第3試合(午後2時から開始予定)で筑陽学園(福岡)と対戦する。ナインは28日、兵庫県伊丹市のグラウンドで約2時間、最終調整を行った。初戦の札幌第一戦で先制の右越えソロを放ち、チームを勢いづけた菅野秀斗選手(同)は「打撃フォームをうまく調整できた。ヒットを打って、またチームに貢献したい」と闘志を燃やす。【金子昇太】