新しい資本主義計画の改定に着手 政府、賃上げ持続目指す
政府は27日、岸田政権が掲げる「新しい資本主義」の実現に向けた会議を官邸で開き、政策の実行計画改定の議論に着手した。物価高を上回る賃上げを長期にわたり実現するため、官民を挙げて企業の稼ぐ力を高めたり、成長する企業へ労働力を円滑に移動させたりする方策が論点となった。改定は6月をめどに実施する。 岸田文雄首相が出席し「デフレ心理とコストカットの縮み志向経済から完全に脱却する。鍵となるのが物価高に負けない賃上げだ」と述べた。 政府は付加価値の高い商品を相応の価格で売って賃上げの原資にできるような環境の整備を目指す。