NMAX155なら、スポーティな走りをより幅広く楽しめる!
“走りの楽しさ”と”燃費・環境性能”の両立を高次元で具現化した「BLUE CORE」エンジンを搭載して、2016年に国内発売された125ccスクーター「ヤマハNMAX」。そのNMAXの車体構成はそのままに、排気量を155ccに拡大して2017年に登場したのが「NMAX155ABS」だ。 【画像】YAMAHA NMAX155ABSのディテールをギャラリーで見る(22枚)
2023年モデルはニューカラー追加で全4色に
軽量コンパクトな車体にAT(自動変速機)を装備して扱いやすく、収納スペースや経済性にもすぐれた二輪車として、125ccクラスのスクーターは世界中で大人気だ。 NMAX155は、125ccのNMAXに搭載されたBLUE COREエンジンのボア(内径)を6mm拡大して排気量を155ccにアップし、高速道路走行にも対応したモデルとして2017年に国内発売された。車体サイズはNMAXと同一で、最新の排ガス対策や可変バルブ(Variable Valve Actuation)、ABS、トラクションコントロールを装備しつつ、車重もNMAXと同じ131kgをキープし、NMAXの軽量コンパクトで取りまわしやすい車体はそのままになっている。 2017年の発売以降は毎年カラーチェンジを行なってきたが、2022年にエンジン内部を変更し、静粛なエンジン始動を実現する「Smart Motor Generator」、低燃費に貢献する「Stop & Start System」、新型フレームと最適化された前後サスペンション、スマートフォンとの連携機能などを装備してモデルチェンジ。最新の2023年モデルでは主要諸元に変更はないが、スマートフォンとの連携が非対応となった。
排気量アップで軽快な走りがさらに軽快に!
NMAX155は2022年にSmart Motor Generatorを採用し、セルスイッチを一押しするだけで従来のセルモーターのような「キュルキュル音」が発生せず、静かにエンジン始動・再始動が可能となった。始動性もよく、使うほどに便利さが感じられる機能だ。 BLUE COREエンジンは同じく2022年に吸排気系、インジェクションセッティングを最適化して最新の排ガス規制に適合。2023年モデルで変更はないが、スロットル開けはじめからレスポンスよく加速力が発揮され、VVAの効果もあって高回転までスムーズな加速が持続するエンジン特性も健在だ。 NMAX155の車体サイズと車重は125ccのNMAXと同一なので、市街地走行での取りまわしやすさも変わらない。シート下トランクの収納力も高く、コミューターとしての使い勝手はかなり良好だ。排気量を155ccに拡大したことで高速道路走行にも対応したのはメリットだが、増強されたトルクとパワーがレスポンスのよさとして感じられ、全域でよりキビキビとしたマシンコントロールを楽しめるようになり、持ち前の軽快な走りに速さがプラスされたのがより大きなメリットだと思った。