（13時30分）日経平均株価は下げ渋り。前週末に比べて円高に振れているのを好感して値上がりしている銀行株が下支えしている。市場では「3万8000円前後の水準まで値下がりし、押し目買いが入っている」（銀行系証券）との声も聞かれた。 　（後場寄り）後場の日経平均株価は前週末比1909円79銭安の3万7919円77銭で始まるなど安値圏でもみ合っている。下げ幅は2000円に迫っている。 　（前引け）【プライム】前週末大引け時に比べて大幅な円高・ドル安となっているのを嫌気して売りが優勢だった。日経平均株価の終値は前週末比1849円22銭安の3万7980円34銭と大幅下落。東証株価指数（TOPIX）は、90．32ポイント安の2650．62。 　88％の銘柄が値下がりし、値上がりは11％。出来高は11億7018万株。売買代金は2兆6339億円。 　業種別株価指数（33業種）は輸送用機器、電気機器、精密機器、その他製品、証券・商品先物取引業などが下落。上昇は銀行業。 　【スタンダード】スタンダードTOP20は軟調。出来高は1億8481万株。 　【グロース】グロースCore、グロース250はともに下落。 　（10時15分）日経平均株価は一時1800円超安まで下落するなど、寄り付き時に比べて下げ幅を拡大している。プライム市場では約9割の銘柄が値下がりしているが、三井住友 <8316> や三菱UFJ <8306> など銀行株は上昇している。市場関係者は「市場は思ったより底堅い」（大手証券）と話している。 　自民党の石破茂新総裁による金融課税強化への懸念などから225先物が下落した流れを引き継ぎ売りが先行している。日経平均株価の始値は前週末比711円73銭安の3万9117円83銭と下落して始まり、下げ幅が一時、1600円を超えた。