ゴールを決めた浜野まいか（中央、ＡＰ）

◆イングランド女子ＦＡスーパーリーグ　トットナム０―１チェルシー（１５日・ロンドン） 【写真】ゴールを決めガッツポーズの浜野 　チェルシー女子のなでしこジャパンＦＷ浜野まいか（２０）が１５日に行われたアウェー・トットナム戦に右ＭＦで先発出場し、前半３７分に決勝点となるゴールを決めた。この勝利でチェルシーは勝ち点を５２に伸ばし、最終節を残して、なでしこＭＦ長谷川唯が所属するマンチェスターＣを得失点差で２上回り、首位に浮上した。 　浜野のスピードが生きたゴールだった。前半３７分、左からのグラウンダーグロスに対し、併走するＤＦの背後を取りながらファーサイドに走り込んで右足を合わせてゴールを決めた。 　チームは１試合を残し、マンチェスターＣと勝ち点で並び、得失点差で２上回って首位に浮上した。１８日の最終節でチェルシーは、なでしこＭＦ宮沢ひなたが所属するマンチェスターＵとホームで対戦する。 　逆転Ｖを狙うマンチェスターＣはアウェーでアストンビラと対戦。勝ち点で並んだ場合は得失点差での勝負となるため、攻撃的な姿勢で臨むことになりそうだ。 　浜野は昨夏の女子Ｗ杯に１９歳で選出されたが、練習中に２度脱臼。今季は手術を受け、期限付き移籍先のハンマルビー（スウェーデン）からチェルシーに戻ってリハビリを続けた。昨年１２月に実戦復帰すると、その後は徐々に試合出場を重ね、４月１７日のアストンビラ戦で初ゴールを奪っていた。 　また、なでしこジャパンにはＷ杯後は選出されていたかったが、４月の米国遠征で復帰した。Ｗ杯の２３人から５人少ない１８人のメンバー入りがなるかにも注目が集まりそうだ。