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（ブルームバーグ）： 豪州５月の消費者物価指数（ＣＰＩ）上昇率が前年同月比４％と、３カ月連続で予想を上回った。エコノミストは3.8％と見込んでいた。

オーストラリア準備銀行（中央銀行）が８月の政策決定会合で利上げを再開するとの観測が強まり、豪ドルの対米ドル相場は一時0.4％上昇した。金融政策に敏感な豪州の３年国債利回りも一時15ベーシスポイント（ｂｐ、１ｂｐ＝0.01％）上げ、4.08％を付けた。上昇幅は１日の取引としては４月以降で最も大きい。

豪統計局の26日の発表によれば、変動の激しい項目を除くトリム平均コア指数の上昇率は4.4％と前月の4.1％から加速した。

オーバーナイト・インデックス・スワップ（ＯＩＳ）が反映する８月の利上げ確率は40％と、ＣＰＩ統計発表前の約20％から上昇した。

ＩＧオーストラリアの市場アナリスト、トニー・シカモア氏は豪中銀の次回の政策決定会合について、「今やライブ会合」と指摘し、雇用統計と小売売上高、７月31日発表の４－６月（第２四半期）のＣＰＩを含めて「全てでないにせよ、重要なデータポイントの大部分で比較的弱い数字が続くことが唯一可能な逃げ道だ」と認識を示した。

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原題：Australia’s Faster Inflation Raises Risk of RBA Rate Hike (3)（抜粋）

--取材協力：Tomoko Sato、Matthew Burgess.

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