ユネスコの無形文化遺産に日本の「伝統的酒造り」が登録される見通しに 日本酒が海外で評価された背景は
岡山放送
日本の「伝統的酒造り」が、ユネスコの無形文化遺産に登録される見通しになりました。登録されれば世界から注目されそうです。 近年、日本酒は国内で消費量や製造量も減少傾向にあると言われていますが、ここ数年、日本の酒は海外で評価が高まり輸出量も非常に大きく伸びています。世界中で日本食を提供するレストランが増加し、食事に合わせたアルコールとして日本酒が多く選ばれていることが消費が伸びている理由の一つということです。 2013年に「和食」が世界無形文化遺産に指定されたことも大きな要因で、今回、正式認定されればアジアだけでなく、北米やヨーロッパにも日本酒の輸出が一段と増えそうです。 米や麦などのこうじを使い各地の気候風土に応じて発展してきた日本の「伝統的酒造り」ですが、日本酒を作る期間、酒蔵の関係者は「ある食べ物が食べられない」ということなんです。 それは「納豆」。納豆菌がこうじに混ざると、こうじより先に繁殖し日本酒の質が悪くなるということです。 「伝統的酒造り」は12月に開かれるユネスコ政府間委員会で正式に決まる見通しです。
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