生々しく語る…そのとき同僚がクマに襲われた 北海道職員が緊迫を振り返る 雨竜町
STVニュース北海道
北海道・空知の雨竜町の山林で2024年6月3日、道職員の男性がクマに襲われけがをしました。 男性の上司がクマに遭遇した当時の緊迫の状況を語りました。 3日に道職員の50代の男性がクマに襲われた雨竜町の現場周辺では、4日朝から役場の職員とハンターが警戒を続けていました。 午後には役場の職員や警察が警戒する中、新たに箱わなが設置されました。 男性から当時の様子を聞いた上司によると、男性を襲ったクマは1メートルから1.5メートルほどだったといいます。 (空知振興局 産業振興部 門田和久林務課長)「ガザガサガサという音がしたので、後続の職員が来たんだと思ったら、突然クマが出てきて襲われた。抵抗した結果、クマが斜面を駆け下りるようにして逃げて行った。クマ鈴をつけてナタとかクマスプレーを携帯して行きましたが、本人曰くクマスプレーを使う暇もなく襲われた。傷は、噛まれたか爪を刺されたかのような傷があるのと、背中がひっかき傷みたいな」 空知振興局はこの事故を受けて、クマ鈴の携帯やクマの痕跡を見つけたら引き返すなど、ヒグマに出会わないための基本的な対策を徹底するよう職員に周知しました。 雨竜町は箱わなの設置のほか、付近に看板を立てて注意喚起するとともに、5日以降もハンターによる巡回など警戒を続けるとしています。