登校途中に突進した後、刃物を振り回した…中国、犯人に死刑執行猶予を宣告
先月、中国南部の湖南省小学校の通学路の車両突進事件加害者に死刑執行猶予が言い渡された。 【写真】車突っ込み事故が発生した中国湖南省のある小学校前 23日、官営新華社通信によると、湖南省長徳中級人民裁判所は同日、危険な手段で公共の安全を脅かした疑いで、被告人にこのように言い渡した。 死刑執行猶予は、死刑執行を2年間猶予した後、受刑態度などを考慮して無期懲役に減刑する中国特有の司法制度だ。 被告人は政治的権利も一生剥奪された。 現地時間の先月19日午前7時37分ごろ、湖南省長徳県のある小学校の前で、白い小型スポーツ用多目的車(SUV)を運転し、通学途中の生徒と保護者に向かって突進した。 車が故障して止まった後も外に出て刃物を振り回し、小学生18人を含めて30人が負傷した。 裁判所は被告人が投資損失と家族葛藤にともなう個人的な不満のためにこのような犯行を犯したと明らかにした。 裁判所の判決に対して、多くの中国人がSNSを通じて量刑が低いと不満を示したとAFP通信は伝えた。 一方、最近中国では累積した社会的不満が不特定多数を狙う「通り魔事件」として相次いで発生しているのではないかという分析が出てきた。 先月11日、広東省珠海市で78人の死傷者が発生した体育センター車両突進事件が発生し、同月16日には江蘇省宜興市で大学の刃傷沙汰事件で死傷者25人が発生した。