’24年「ソフトバンクを出た8人の男たち」最新状況! 春季キャンプで株をあげる現役ドラフト外野手、戦力外右腕…
「巨大戦力」と呼ばれ、選手層が厚いソフトバンクから移籍した選手たちが、今キャンプで輝きを放っている。 【一覧】今季ソフトバンクから移籍した選手(支配下のみ) 現役ドラフトで日本ハムに移籍した水谷 瞬外野手(石見智翠館出身)が、紅白戦で一発を放つなど猛アピール。右打者ながら右中間への本塁打を放つなど、素質の高さを見せつけた。ナイジェリア人の父を持つ、ポテンシャルの高い外野手の姿が、新庄監督の目に焼き付いたに違いない。 昨年、現役ドラフトでソフトバンクから阪神に移籍した大竹 耕太郎投手(済々黌出身)が大ブレークしたように、2年連続でソフトバンクから現役ドラフトで移籍した選手の活躍となるか。 戦力外となった2人の投手も新天地で猛アピールしている。抑えを務めていた森 唯斗投手(海部高出身)がDeNAキャンプで直球のキレをアピールすれば、ヤクルトに移籍した左サイドのスペシャリスト、嘉弥真 新也投手(八重山農林出身)が、自慢のスライダーに磨きをかけ、首脳陣からも高評価を得ている。 トレードで巨人入りした高橋 礼投手(専大松戸出身)は、サブマリンからの落ちる球種に着手。シンカーのように落ちるチェンジアップの習得に余念がない。元西武の潮崎哲也や、元ヤクルトの高津臣吾が駆使したシンカーのように、洗練された変化球にできるか。 6日には西武もキャンプインした。FAでソフトバンクに移籍した山川 穂高内野手(中部商)の人的補償で移籍した甲斐野 央投手(東洋大姫路出身)が、新天地でのキャンプをスタート。初日からブルペン投球を行った。燃える気持ちは誰よりも強いだけに、充実したキャンプを送りアピールすることで、レオのブルペン陣の柱となることを目指す。 過去にも、「元ソフトバンク」選手の活躍はあった。FAでソフトバンクに移籍した近藤 健介外野手(横浜高出身)の人的補償で、23年から日本ハムに移籍した田中 正義投手(創価高出身)は、守護神となり47試合登板、25セーブをマークする活躍を見せた。20年に戦力外となった加治屋 蓮投手(宮崎・福島高出身)が阪神に移籍し、今やブルペン陣の貴重な戦力となっている。 今季から新天地へと活躍の場を移した「元ソフトバンク戦士」が、これまで以上に輝きを放つため、今キャンプで「全力完走」を目指す。