秋元康プロデュース「WHITE SCORPION」の妹分、「FINALIST」のメンバー・コトリ「もともと藤本タツキ先生のアシスタントになりたいなと思ってました」
――藤本先生に背景だと「ルックバック」を思い出しますね。そこからなぜアイドルに? コトリ 将来を考えた時に、イラストレーター以外の道もあるんじゃないかと就活で迷っていたんです。そんな時に乃木坂46さんの「バンドエイド剥がすような別れ方」のMVを見て、アイドルという道もあるんだと思って。 当時は乃木坂46さんのファンの方のXを見ていたんですが、その方のリポストで「IDOL 3.0 PROJECT」のオーディションを知って、自分から応募しました。私にとってアイドルは就活みたいな気持ちだったので「仕事を決めたい。絶対に受かりたい」と真剣でした。 ――アイドルに憧れて、ではなくアイドルファンをフォローしていたことがアイドルになるきっかけだったんですね。新しい。"就職"だったアイドルのオーディションですが、結果はファイナリストには残るものの、「WHITE SCORPION」の11人には選ばれませんでした。 コトリ 受かるかなという希望は持っていました。なので結果への納得度は半々です。受かりたかったけれど、ダンスやアピールも足りなかったなと思って。オーディションで落ちたことで、活動期間に仲良くしてくださったファンの方との関係はこれで終わりなんだと寂しくなりました。なので、落ちた17人で「FINALIST」として活動すると聞いた時は、迷わず即「やりたい」でした。 ――Xを見ていると「WHITE SCORPION」に関するリポストを積極的にしていますね。 コトリ 「WHITE SCORPION」については純粋に応援しています。ただ自分たち「FINALIST」がもしデビューするとなったら、やっぱり売れたいなと思うんです。そのためには現状では「WHITE SCORPION」が売れるのが一番だなとも考えてます。 特に「WHITE SCORPION」で好きなACEさんは絶対バズりそうだと思っていて、ACEさんがバズることをきっかけに「WHITE SCORPION」のファンがバッと増えるんじゃないかと思っています。 ――所属する「FINALIST」の活動はどうですか。 コトリ 初めての活動は「WHITE SCORPION」の握手会でした。ステージの持ち時間が20分あったんですが、メンバー17人でミーティングをして何をやるかを話し合いました。今も「この日のMCはこの子だから、内容はこの子が考えて」とか「服はこうしよう」と自分たちで考えてパフォーマンスしています。 この間の七夕のイベントでは浴衣を着たんですけど、それも自分たちで用意して、スタッフさんに「着付けも自分たちでやるので、だから浴衣を着させててください」とお願いして、実現しました。 ――舞台が用意されていて、そこに向かい自分たちで作り上げていく。自立型のアイドルなんですね。まさに「IDOL 3.0」。今後、コトリさんはどんなアイドルになりたいと考えているんですか。 コトリ オーディション期間は老若男女問わずに愛される白石麻衣さんのようなアイドルになりたいなと思っていました。でも、個別握手会やお話し会を重ねる中で、私のファンの方には繊細な心の方が多いなと感じたんです。私と会うことで「救われたよ」という方もいて、そういう方の心の拠り所、「疲れた時にコトリちゃんを見よう」「コトリちゃんを見て頑張ろう」となる存在になりたいです。