<河合優実>朝ドラ「あんぱん」妹役がさらなる“大役”の序章に? 充実の2024年を経て
そんな充実の2024年を経て、迎える河合さんの2025年はどんな年になりそうなのか。出演映画の公開に加えて、見逃せないのが今田美桜さん主演の2025年度前期のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「あんぱん」で、ヒロインの妹(次女)を演じることだ。
改めて説明すると「あんぱん」とは、「アンパンマン」を生み出したマンガ家、絵本作家のやなせたかしさん(1919年~2013年)と、小松暢さん(1918~93年)夫婦をモデルに、まだ何者でもなかった二人が、あらゆる荒波を乗り越え、アンパンマンにたどり着くまでの、生きる喜びが全身から湧いてくるような「愛と勇気の物語」となる。
朝ドラはある種の“ホームドラマ”で、ヒロインの家族やきょうだい、またはそれに近しい存在に視線が注がれやすい作品であり、中でも、ある一定の視聴者にとって妹ポジションはどこか特別。作品の注目度が高まれば高まるほど、妹役のキャストに対して「未来の朝ドラヒロイン」としての姿を見いだしてしまうことも多く、今回、ヒロインオーディションから抜てきされた河合さんにも、「数年後には朝ドラヒロインに」と期待する声が上がっている。
ここ10年の朝ドラで、そういった周囲の勝手な期待を現実のものにしたのが、土屋太鳳さん、杉咲花さん、清原果耶さんの3人。土屋さんは2014年度前期の「花子とアン」のヒロイン妹役を経て、翌2015年度前期の「まれ」でヒロインになり、その後、杉咲さんが2016年度前期の「とと姉ちゃん」から2020年度後期の「おちょやん」、清原さんも2019年度前期の「なつぞら」から2021年度前期の「おかえりモネ」と、土屋さん同様“朝ドラヒロインの妹→朝ドラヒロイン”ルートをたどった。
河合さんも彼女たちと同じように「あんぱん」の妹役が、2025年以降のさらなる“大役”の序章となるのか、引き続き注目したい。