平和堂 「東南にドミナント拡大へ」平松社長 愛知・知多で中核店オープン
滋賀県を中心に食品スーパーを展開する平和堂は10月25日、愛知県南東部の知多市八幡竹後にショッピングセンタータイプの新店「平和堂知多店」をオープンした。 愛知県内で19店舗目、これまで名古屋市を含む県北部や西部での展開が中心だったが、ドミナントエリアの拡大をにらみ、県南西部の知多市で初出店を果たした。
店舗説明会で平松正嗣社長は「知多店は約600坪のNSCタイプでドミナントを作っていくための中核店に位置付けている。今後は、ドミナントの隙間を埋めながら東南方向にエリアを拡大していく」と話し、三河エリアへの店舗拡大を狙っている。 新店のある知多市八幡竹後は、名古屋駅からもアクセスが良いベッドタウン。店舗北部では新しい住宅や公園などの整備が予定されている。最寄りの寺本駅周辺では若い世代の流入の多い地域。 ターゲットは30代から40代。通勤に時間がかかる人も多いため、簡便即食な商品を豊富に揃えた。地元知多の野菜に加え、精肉では若年層に人気のある挽肉や小間切れなどを多く並べた。鮮魚売場では、焼くだけ、揚げるだけで本格的な魚料理ができる「ひとてまシーフード」、子どもでも食べやすい「骨取り切身」なども用意した。 またショッピングセンター内には、10月28日に知多市で初の「スターバックスコーヒー」が出店したほか、11月15日には「無印良品」が出店する予定。 飴山豪哉店長は「夕方でも、できたての惣菜が並び、知多に平和堂ができてよかったといわれるような店舗にしていきたい」と話した。