京セラ、巨額1.2兆円投資で描く"積極投資"へ変心の背景
青木昭一(あおき・しょういち)/1959年生まれ。1983年に京セラ入社。2005年執行役員兼経理本部長に就任。2009年より取締役兼執行役員常務(編集部撮影)
半導体のパッケージや半導体製造装置用のセラミック部品、コンデンサーなどの電子部品、事務機器、スマートフォン、太陽電池――。2022年に死去した稲盛和夫氏が1959年に創業し、幅広い事業を手掛ける京セラ(6971)。従業員の小集団ごとに採算を管理する「アメーバ経営」でも有名だ。実は2023年5月の 決算説明会で中期経営計画 を初めて対外公表し、9月には 12月末を基準日とする株式分割 を発表するなど、市場と向き合う「積極姿勢」へと変わりつつある。各事業の成長戦略や株主還元などについて、長らく経理畑を歩んできた青木昭一取締役に聞いた。 (京セラとライバル企業の 業績、財務指標の比較はこちら です)
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遠山 綾乃